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カードリーダーはなぜ設置された?

 トヨタの工場の出入り口には、「カードリーダー」と呼ばれる機械が設置されています。出勤、退勤時に社員らが従業員証を読み取り部分にふれていきます。「ピィ」という音が鳴り、出退勤時刻がトヨタのコンピューターに記録される仕組みです。

2003年4月から順次、本社、工場へと設置されました。いまでは社員にとって、日常の風景です。しかし、7年以上も経過しており、なぜ設置されたかわからない社員もふえています。
 
「しんぶん赤旗」は、10月24日付けの「検証特集」で、トヨタが設置にいたった経過をわかりやすくまとめています。

世界に例のないサービス残業(ただ働き)が、トヨタをはじめ日本の企業では当たり前のように行われていました。残業は、労働者の自己申告制度になっていました。しかも、企業が残業代削減のために、労働者の1カ月の残業目標を決めていました。これをオーバーしても付けにくくしていたのです。

2001年4月6日、厚生労働省は「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準について」という「4・6通達」(ヨンロク通達)を出しました。

企業が労働者の労働時間を管理するにあたって、ICレコーダーなど客観的な記録で、把握するよう義務づけたものでした。「通達」を出させた背景には、日本共産党が国会でサービス残業の根絶を求めて、25年間で240回を超える質問をしていたことがあります。

トヨタは、03年1月に労働基準監督署からサービス残業の是正指導をうけました。これをうけ、トヨタは生産ラインを止めて緊急集会を開きました。「通達の効果を象徴的に示した出来事」(しんぶん赤旗)でした。緊急集会後の4月からカードリーダーが設置されたのです。

しんぶん赤旗10月24日付

「しんぶん赤旗」10月24日付
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サービス残業 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/10/25 08:26
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