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◎トヨタの競争相手はトヨタのボデーメーカー?

 昨年(2018年)の5月31日にスタートした「労使拡大懇談会」。それから1年以上が過ぎ、6月度の労使拡大懇が開かれました(6月28日)。トヨタ労組の「評議会ニュース」が報告しています。

 今回は、TNGA推進部の北原一秀室長が内製工場の競争力強化についてのべ、河合満副社長が想いについて語りました。

 北原室長は、トヨタの国内生産約300万台のうち、元町や堤、高岡、田原の内製工場で106万台、トヨタ車体などのボデーメーカーでは208万台を生産していること。内製工場は、販売が低迷するセダンを生産しているのに対し、ボデーメーカーは売れ筋のSUVやミニバンを生産していると指摘しました。

 そして、次世代車へシフトするなかで、トヨタの大黒柱のハイブリッドに代わってEVが主役になってきた場合やEVの生産は中国が主役になってきた場合、生産力に影響するとして、内製工場の競争力が仕事を獲るカギになるとのべました。

高岡工場
(高岡工場門前に展示されている同工場で生産した車)

 ボデーメーカーでは、故障したロボットも治具も自ら直すなど、ハングリーに仕事を確保していることなどをあげ、ボデーメーカーが競争相手になりうるとして、内製工場がチャレンジャーとして「仕事を獲りに行こう」と強調しました。

 河合副社長は、昔は「勝つか負けるか」で「もう一度頑張れる時代」だったが、今は電動化などで異業種が参入するなか、トヨタは「生きるか死ぬか」の時代になったと強調。「自分の目の前の仕事を少しでも良くしていこう」とのべました。

 19春闘の労使協議会で豊田章男社長は、「組合、会社とも、生きるか死ぬかの状況がわかっていないのではないか」と“一喝”しました。6月度の労使拡大懇も、オールトヨタのなかでのいっそうの競争力強化を組合側に求めるものになりました。
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決算・経営計画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/07/06 11:14
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