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◎「生きるか死ぬか」とは 4月度のトヨタ労使拡大懇談会

  トヨタ自動車労組の4月度の労使拡大懇談会が4月24日、開かれました。職場に配布された組合の「評議会ニュース」が、その内容を伝えています。

 会社からは、菅原郁郎社外取締役(元経済産業事務次官)と桑田正規総務・人事本部副本部長が出席しました。

 今月は、3月の春闘の労使協議会で、豊田章男社長が「今回ほど、ものすごく距離感を感じたことはない。こんなに噛み合ってないのか」とのべ、「組合、会社とも、生きるか死ぬかの状況がわかっていないのではないか」と“一喝”した、といわれることから、これが焦点になりました。

 懇談会では、中国・清華大学などでの豊田社長の動画を視聴し、社長が曽祖父の豊田佐吉が「障子をあけてみよ、外は広いぞ」とのべたことを紹介しています。「ひとり1人が自分自身の障子を開き、不可能なことに挑戦してほしい」--これが社長の想いだといいます。

菅原社外取締役は、「生きるか死ぬかとは?(本当?誰が死ぬのか??)」との問いに、「生きるか死ぬかは、皆さんとご家族 これは抽象論ではなく皆さん自身の問題」と指摘しました。

 同取締役は、アップルのiTuneの出現(2001年)でCDが売れなくなり、CD関連の製造業の人がいらなくなったこと。一方、ダウンロードが急激に増えて楽曲の消費量は格段に上がった例を示しました。

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(トヨタ労組の「評議会ニュース」、No1323から)

 これは、世界の自動車産業がIT業界を巻き込んだ「100年に1度の大変革の時代」(豊田社長)に、何をもたらすかを示す例としてあげたのでしょう。

 組合は、「是非職場で『ここを変えたい』『これはやめてもよいのでは(そうすれば もっと○○ができる)』などの声をどんどん出してほしい!!」――と呼びかけています。

 社長の“一喝”で、「トヨタがおかれている状況の認識の甘さを深く反省」(3月の「評議会ニュース」緊急特集号)した組合。トヨタの職場は、「生きるか死ぬか」という激しい言葉が飛び交っています。
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職場は今 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/20 16:50
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