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◎新聞労連が首相官邸に抗議 「『知る権利』に対する卑劣な攻撃」

 このブログ「トヨタで生きる」で、メディアの第1の役割は権力監視であり、東京新聞の望月衣塑子記者が官邸での記者会見で、菅義偉官房長官に鋭い質問をしていることを取り上げました(2月5日アップ)。

 ところが望月記者への誹謗・中傷を浴びせるコメントが寄せられました。これが、まったく的外れであることが、新聞労連(南彰委員長)が同日、首相官邸に抗議する声明を発表したことからも明らかです。

 新聞労連の抗議は、首相官邸が上村秀紀官邸報道室長名で内閣記者会に申し入れた(昨年12月28日)ことに対するものです。このなかで室長は、望月記者が質問したことを「事実に反する質問」としています。

 望月記者は、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のための土砂投入で赤土が広がっているなどと質問しました。室長は、「東京新聞の当該記者による度重なる問題行為」は「深刻なものと捉えて」いるとして、「このような問題意識の共有をお願い申し上げる」と内閣記者会に同調を求めました。

 赤土混入は沖縄県も問題視しており、望月記者が事実関係をただしたのは当然です。内閣記者側は室長に「記者の質問を制限することはできない」と伝えたといいます。

40 新聞労連抗議 官邸に


 新聞労連はこうした経過を踏まえ、「官邸の意に沿わない記者を排除するような今回の申し入れは、明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭めるもので、決して容認することはできません。厳重に抗議します」と表明しています。

 また、「官房長官の記者会見を巡っては、質問中に司会役の報道室長が『簡潔にお願いします』などと数秒おきに質疑を妨げている問題もあります。このことについて、報道機関側が再三、改善を求めているにもかかわらず、一向に改まりません」と抗議しています。

 その上で、「さまざまな角度から質問をぶつけ、為政者の見解を問いただすことは、記者としての責務であり、こうした営みを通じて、国民の『知る権利』は保障されています」と指摘しています。

 さらに、「日本の中枢である首相官邸の、事実をねじ曲げ、記者を選別する記者会見の対応が、悪しき前例として日本各地に広まることも危惧しています。首相官邸にはただちに不公正な記者会見のあり方を改めるよう、強く求めます」としています。

 また、赤土混入問題についても、「土砂に含まれる赤土など細粒分の含有率は、政府は昨年12月6日の参議院外交防衛委員会でも『おおむね10%程度と確認している』と説明していましたが、実際には『40%以下』に変更されていたことが判明」したと指摘しています。

 そして、「沖縄県が『環境に極めて重大な悪影響を及ぼすおそれを増大させる』として立ち入り検査を求めていますが、沖縄防衛局は応じていません。『赤土が広がっている』ことは現場の状況を見れば明白です。偽った情報を用いて、記者に『事実誤認』のレッテルを貼り、取材行為を制限しようとする行為は、ジャーナリズムと国民の『知る権利』に対する卑劣な攻撃です」と抗議しています。

 新聞労連は、全国の新聞社と通信社に働く労働者の約8割が加入(約2万1000人)する産業別労働組合です。南委員長は朝日新聞の記者出身です。8日発売の月刊誌『世界』3月号では、「記者の連帯がなぜ必要か――強化される権力と対抗できるジャーナリズムへ」を書いています。
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安倍政権 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2019/02/08 10:34
コメント
新聞労連は捏造や誤報を表彰する組織みたいですね。

かつて記事捏造で問題になり新聞社が取り下げたような特報を表彰していますし。


【政治デスクノート】朝日取り消し・謝罪「吉田調書」が新聞労連から表彰される不可思議
2015.2.25 06:00
https://www.sankei.com/smp/premium/news/150225/prm1502250006-s.html
朝日新聞の特報部チームが、東京電力福島第1原発の所長だった吉田昌郎氏が政府の事故調査・検証委員会の調べに答えた「吉田調書」を入手、「所員の9割が吉田氏の命令に違反して、福島第2原発に撤退した」と報じ、のちに同社社長が撤退報道記事を取り消し、謝罪することになった「特報」のことです。

 選考評は、新聞労連のホームページにもアップされていますが…。

 「非公開とされていた調書を公に出すきっかけになったという点で、昨年(注・平成26年)一番のスクープといっても過言ではない」「特定秘密保護法が施行され、情報にアクセスしにくくなる時代に、隠蔽された情報を入手して報じた功績は素直に評価すべきだ」とあります。

 また、選考委員の一致した見解として「虚報や捏造(ねつぞう)と同列に論じるのはおかしい」との判断が紹介されています。


表彰された当該記事にはこう書かれている
http://www.asahi.com/special/yoshida_report/
「吉田調書」をめぐる報道では、「命令違反で撤退」という記述などに誤りがありました。読者と東京電力の皆様に深くおわび致します。
「報道と人権委員会」(PRC)の指摘を受け、第1章1節の「フクシマ・フィフティーの真相」の該当箇所について、訂正しました。(2014年12月1日)
まず記者の役割?
権力を監視はよいが
正す事や正す場ではないとコメントしました
ばーか
新聞労連、赤旗が加盟していないのは党の都合で賃金カット等を好き放題出来なくなるからかな?
No title
「新聞労連、赤旗が加盟していない」-笑らっちゃうコメント。労働組合でなければ入れない。
No title
「朝日取り消し・謝罪「吉田調書」が新聞労連から表彰される不可思議」--何も不思議でない。取り消したのは、表彰の後。
赤旗は労働組合も無いとか労働者の権利の蹂躙甚だしいな。
そんなのが労働者の味方を自称するなんてそれこそ笑っちゃいますね。
何言っても、ブーメランw
左よりだけの主張
共産党の実態

民意民意民意民意民意民意
支持率1%の政党が何を主張するのか


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