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◎安倍首相 「明治150年」式典で戦前美化

 安倍政権は10月23日、「明治150年」を祝う記念式典を東京・永田町の憲政記念館で開いた。国会議員ら約350人が出席して祝った。

 日本共産党は、「『明治150年』の前半は侵略戦争と植民地支配に向かった負の歴史。丸ごと祝い、肯定するような行事には参加できない」(小池晃書記局長)として出席しなかった。

 50年前の「明治100年」の式典では、昭和天皇と皇后が出席したが、今回は天皇・皇后は出席しなかった。

 安倍首相はあいさつで、「明治の人々が、勇気と英断、たゆまぬ努力、奮闘によって、世界に向けて大きく胸を開き、新しい時代の扉を開けたことに想いをはせながら、私たちは、この難局に真正面から立ち向かい、乗り越えていかなければならない」などとのべた。

 明治時代からの絶対主義的天皇制政府は、日清戦争、日露戦争をへて軍国主義と植民地主義に走った上に、アジア・太平洋戦争で、国内で320万人、国外では2000万人もの犠牲を出した。

 そうしたことには一言も触れず、明治時代のすべてが偉大であったかのように描き、「明治の人々に倣い、どんな困難にもひるむことなく、未来を切り拓いてまいります」と語った。

50 150年写真 安倍
(明治150年記念式典」であいさつする安倍首相=首相官邸ホームページから)

 “戦前回帰”への強い思いをにじませたあいさつだった。安倍首相は、24日から始まった臨時国会へ自民党改憲案を提出し、憲法審査会を動かそうとしている。9条改憲発議の道筋を付けようとしている。

 「明治150年」は、その絶好のチャンスとしている。内閣官房が「明治150年アーカイブス」を行うのをはじめ、各省あげて「明治150年」のキャンペーンをくり広げている。

 9条改憲の雰囲気づくりに警戒しなければならない。安倍首相は、自身の選挙区である山口県が生んだ吉田松陰に強い思い入れを持っている。作家の半藤利一さんは、松陰を危険な思想家だという。

 「明治政府が松陰を評価したのは、自分たちの行動を正当化するためだった。ただ、私はかなり危険な思想家だと思う。松陰の記した『幽囚録』には、急いで軍備を整え、カムチャツカや琉球、朝鮮、満州、台湾、ルソン諸島を支配下におさめるべきだ、とある。これはものすごい膨張主義・侵略主義ですよ」(朝日新聞、2015年6月9日付)

 アジア・太平洋戦争の思想的バックボーンになった“大東亜共栄圏”を先取りするような思想が松陰にあったという。安倍首相の“戦前回帰”と9条改憲は一体のものだ。「明治150年」のキャンペーンは、警戒すべきだ。

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安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/10/24 21:19
コメント
凄いですね「個人の妄想で証拠もなく勝手に悪と決めつけて批判する」と言うソ連等の思想警察も真っ青ないちゃもんが共産党ではまかり通るんですか。

共産党を賛美するのは共産党による暴力革命を賛美するようなものだと言うのと同レベルなのが党のトップという体たらく。

戦中の「貴様!警察のスパイだな!」と言ってリンチを行った頃と全く変わらないじゃないですか。

>9条改憲の雰囲気づくりに警戒しなければならない。安倍首相は、自身の選挙区である山口県が生んだ吉田松陰に強い思い入れを持っている。作家の半藤利一さんは、松陰を危険な思想家だという。

共産党の中核を担って来た宮本顕治先生も尊敬していた吉田松陰を危険思想家扱いした事を深くお詫び致します。
https://inumimi.papy.co.jp/inmm/sc/kiji/1-1044833-84/

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