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◎戦争遺跡が多数残る豊田で平和を考える

 73回目の終戦記念日の8月15日を迎えました。豊田市では、終戦前日の14日に、現在のトヨタ自働車本社工場などに、長崎に落とされた原爆と同型の核模擬爆弾・パンプキンが米軍によって投下されました。

 その際、民家の床の間に刺さり、家主が保存していたパンプキンの破片が、2年前の「豊田市平和を願う戦争展」に展示され、参加者の注目を集めました。破片は戦争の“生き証人”でした。

パンプキン破片
(核模擬爆弾・パンプキンの破片)

 投下された当時のトヨタは、日本軍から軍需工場に指定されていたうえに自動車の製造を禁止され、航空機部門のエンジンの製造に切り替えさせられた直後でした。トヨタへの投下は、米軍が日本に全面降伏を迫る総仕上げの作戦の一つでした。

 それから73年。トヨタは世界1を争う自動車会社にまで大きくなりました。パンプキンの破片は、「乗用車は、平和であってこそ生産・販売できる」ということを私たちに教えてくれます。

 戦争展実行委員会は、今年4月29日に「第18回豊田市平和リレー講座」を開き、豊田市南部の高岡地域で現地調査を行いました。昭和天皇の視察のもとで行われた1927年(昭和2年)の陸軍特別軍事演習などにかかわる戦争遺跡の調査でした。

 トヨタ高岡工場の近くには、大正天皇が軍の演習を視察するために訪れた大官橋を御乗替橋に変えた由来の碑が建っていました。トヨタのOB社員は、「御乗替橋の近くをしょっちゅう車で走っていたが、なぜ御乗替橋というのか初めて知った」と驚いていました。

御乗替橋
(御乗替橋で戦争遺跡の調査をする人々=2018年4月29日)

 リレー講座の参加者は、高岡工場や堤工場の周辺にたくさんの戦争遺跡があることにびっくりしていました。身近なところに、戦後73年もたっても戦争の傷跡が残っていたのです。

 今年のリレー講座の調査の成果は、8月25(土)~26日(日)に豊田産業文化センターで開かれる第31回平和のための戦争展で展示されます。トヨタとトヨタグループで働くみなさん、是非とも家族で訪れてみませんか。
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戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/08/15 08:53
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