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◎翁長沖縄県知事 逝く

 翁長雄志沖縄県知事が8月8日午後6時43分、すい臓がんのために亡くなりました。まだ67歳でした。名護市辺野古に米軍の新基地をつくらせない、と安倍首相と激しく対決した4年でした。

 沖縄県にとって厳しい結果が出た裁判でも、泰然自若とした風貌は忘れられません。元々は、自民党沖縄県連幹事長まで務めた保守の政治家でした。保守、革新の枠を越えて結成された「オール沖縄」の象徴でした。

 今年6月23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で開かれた「沖縄全戦没者追悼式」。翁長知事が「平和宣言」を読み上げました。がんで体調を壊した知事ですが、その意志の強さは、いささかも失っていませんでした。

翁長雄志沖縄県知事
(テレビ朝日系から)

……
 平和を求める大きな流れの中にあっても、20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか。日米両政府は現行計画を見直すべきではないでしょうか。

 民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設については、沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和の流れにも逆行していると言わざるを得ず、全く容認できるものではありません。

 「辺野古に新基地を造らせない」という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません。
……

 米軍基地問題では、みじんも揺らぐことがなかった翁長さん。ある日、翁長さんが日本の首相に就任している夢を見ました。もちろん、辺野古に新基地をつくらせなかった後のことです。

 4年前の知事選で、応援に駆け付けた俳優の故・菅原文太さんは訴えました。その後ろには、翁長さんが拍手を送っていました。

「沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も、空気も風も、すべて国家のものではありません。そこに住んでいる人たちのものです。辺野古もしかり! 勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ」

 菅原さんの烈々たる訴え。それに応えて走り抜けた翁長さんの4年間も、烈々たるものでした。知事選は9月にも予定されています。「オール沖縄」の財産は、必ず引き継がれるでしょう。
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沖縄 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/08/09 10:47
コメント
一方、翁長知事は浦添軍港の新設は利権団体の兼ね合いもあり認可を進めたのであった…。

共産党もそれを黙認するのは理由がありそうですね。
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ご冥福をお祈り申し上げます。

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