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◎東から襲ってきた台風12号

 太陽は東から登り、西へ沈む。台風は西から東へ襲う――この常識をくつがえして台風12号が東から西へと日本列島を襲いました。200人以上の死者を出した西日本豪雨と違って、今のとこと死者は出なかったので一安心です。

 東から西へ進む台風は、1951年の統計開始以来、初めてといいます。この67年間で、毎年16~36個ほどの台風が発生していますが、なぜこんな逆走台風が発生したのでしょうか?

 「しんぶん赤旗」(7月30日付)に、わかりやすい地図と解説が掲載されていました。12号が関東の南海上を北上した際、紀伊半島南方沖の上空に偏西風から分離した寒冷渦があったために、その周りを半時計周りに回って西日本に向かいました。

50 逆走12号台風
( 「しんぶん赤旗」、7月30日付から)

 山陰沖の上空には、チベット高気圧が張り出して北上できず、そのまま九州西沖へ進む形になったといいます。つまり、東には太平洋高気圧が張り出し、北にはチベット高気圧があって行く手をさえぎる形になり、そこに寒冷渦があって西へ向かわざるを得なかったようです。

 地図を見ると納得できます。それにしても、台風が東から西へ進むとは異常です。地球温暖化で、これまでの常識が通用しなくなったのでしょうか。これ以上の温暖化は、何としても食い止めなければどんな気象異常が起こるかわからない気がします。

 トランプ米大統領は、地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」から離脱すると発表(17年6月)しました。“アメリカ・ファースト”の立場からの離脱で、かけがえのない地球を壊せば、アメリカ自身に跳ね返ってくるでしょう。

 自動車の排ガスにも、世界各国で厳しい規制がかけられています。電動化は避けて通れない道です。電気で車が走るといっても、その電気の供給元が石油や石炭などであったら同じだという議論があります。

 事故を起こしたなら現在の人類では制御不能の原発は、論外です。再生可能な自然エネルギーの道に進む以外の選択は、あり得ないでしょう。台風12号の逆走は、様々なことを教えてくれます。
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その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/07/30 11:54
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