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◎『トコトンやさしいトヨタ式作業安全の本』

 日刊工業新聞社が発行する「トコトンやさしい」シリーズ本は、一から図解入りで解説してくれる、本当にやさしい本だ。その一環として『トコトンやさしいトヨタ式作業安全の本』(18年3月)が出た。

 著者は、豊田自動織機で、設備設計、自動車生産ラインなどの構築などに携わった石川君雄氏。

 目次をくくると、1工場経営と安全の密接な関係、2工場で発生するケガと災害、3安全改善に向けた活動、4ケガと災害をつぶす、5安全の7つ道具を使いこなす、6安全を確保する運用と維持、7設備安全へのアプローチ、8安全レベルを引き上げる人づくり――の8章にわたってとことんやさしく解説している。

 たとえば、いま切実なのは「熱中症」だが、熱中症になりやすい主な環境として、気温が高い、湿度が高い、風が弱い、急に熱くなった――を温度計などの図を描いてやさしく解説する。

 熱中症の種類としては、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病をあげる。解説のなかでむずかしい言葉があると、「用語解説欄」を設けているから、かゆいところに手が届くように説明する。

20 トヨタ式 作業安全の本


 今年3月には、『トコトンやさしい自動運転の本』が出た。どれほど『トコトンやさしい本』があるかというと、微生物、ダム、電気、プリント配線板、燃料電池、トンネル、地質、宇宙線と素粒子、水素、洗浄、バブル、水道管、3Dものづくり、土壌、アミノ酸……あるわ、あるわ、まるで辞書の単語を本にしたように広がる。

 200種類を超えているから驚く。この先、どれほど広がるのか。トヨタ生産方式もある。ミサイルなんて物騒なものまである。科学の発展は、20世紀になって急速だ。わからない言葉が氾濫するから、『トコトンやさしい本』シリーズは、これからも増え続けるだろう。

                 ◇

 この記事は、7月13日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
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その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2018/07/12 17:40
コメント
No title
この書籍に書いてる手順を順守させない作業をさせた場合は、当然に、安全配慮義務違反になるのでしょうか?

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