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◎トヨタ、副社長の報酬10億円超 組合員の賃上げ総額と同じ

 トヨタ自動車は6月25日、2018年3月期の有価証券報告書を公表しました。同報告書を見ていて、びっくりしたのが役員報酬です。

 豊田章男社長は3億8000万円で、昨年の3億2200万円より2割近く増えました。目をむいたのが、ディディエ・ルロワ副社長(ルノーのルマン工場副工場長などを歴任)の10億2600万円で、昨年の6億8300万円の1・5倍にもなっています。

 1人で10億円超えです。同副社長は、トヨタの18春闘の第1回労使協議会(2月21日)に初めて出席し、次のように語りました。

 組合に対し、「(世界の自動車メーカーの)『生きるか死ぬかの戦い』を生き抜くために、『体力(収益)』と、市場が前年割れ見込みの中、トヨタは『勢い(プレゼンス)』を確保し、(18年の世界販売計画)対前年2桁増の950万台へチャレンジ」しようと呼びかけました。

 その労使協議会で、豊田社長が回答した賃上げは、組合の3000円要求に対し、「昨年を上回る」という日本語回答でした。昨年は1300円でした。日本の春闘のリード役のトヨタの日本語回答に、労働界からも批判がでるほどでした。

 日本語回答ですから実数は不明ですが、昨年並みの1300円と仮定すると、1300円×6万8000人(トヨタ労組の組合員数)×12カ月=は、10億6080万円です。

 なんと、ルロワ副社長の報酬の10億2600万円とほぼ同じではありませんか! ルロワ副社長の報酬がいかにばく大なものかがわかります。組合員には3000円の賃上げ要求に満額回答せずに、副社長には昨年より1・5倍も報酬を増やす――なにか間違っていませんか?

修 トヨタ 報酬1億円以上 18年3月期
(トヨタの2018年3月期の有価証券報告書から)

 ■報酬額が1億円以上のトヨタ役員(朝日新聞、6月28日付から)
内山田竹志会長       1億8100万円(1億8300万円)
早川茂副会長        1億800万円(―)
豊田章男社長        3億8000万円(3億2200万円)
ディディエ・ルロワ副社長 10億2600万円(6億8300万円)
寺師茂樹副社長       1億2400万円(1億1000万円)
 (2018年3月期の報酬額。連結子会社分を含む。カッコ内は前年。―は比較できず)
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決算・経営計画 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/06/27 21:05
コメント
No title
このblogが頻繁に対比に出すフォルクスワーゲンでは…?

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM25H4V_V20C17A2FF8000/

独VW、役員報酬に上限設定 高額批判受け
2017/2/25 19:40

 【フランクフルト=加藤貴行】独フォルクスワーゲン(VW)は24日、役員報酬に上限を設けると発表した。2015年12月期に排ガス不正の影響で大幅な赤字になったにもかかわらず、前社長ら経営陣が高額報酬を受け取り、機関投資家や従業員から強い批判を受けていた。17年に導入する新制度は業績に連動しやすくし、現行から最大4割の削減となるという。

 VWの監査役会が決めた。新制度の上限は社長が1千万ユーロ(約12億円)、取締役は550万ユーロとなる。内訳は基礎分が社長212万5千ユーロ、取締役135万ユーロと最大3割増やす半面、VWの営業利益が90億ユーロ、または売上高営業利益率が4%に満たない場合は変動分が支払われなくなる。

 VWの社長は独企業で最高水準の報酬で知られる。VWは15年12月期に期中で退任した取締役を含む12人に総額6324万ユーロの報酬を支払った。引責辞任したマルティン・ヴィンターコーン前社長は15年に731万ユーロ、14年は1586万ユーロを受け取っている。

 15年3月に取締役に就き、同年9月に後任社長になったマティアス・ミュラー氏の15年の報酬は476万ユーロだった。
賃上げ額と「賞与含んだ年収」の比較の時点で対比になってないですね。

共産党には経済が分からぬ…ってことかな。

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