◎柏崎刈羽原発 「早期に再稼働」と経団連の中西会長

 5月末に日本経団連会長に就任した中西宏明・日立製作所会長が、早くも原発再稼働へ動いています。経団連の定例記者会見(6月11日)で、前日の新潟知事選の結果を受けて、「安全性が確認された柏崎刈羽原発については早期に再稼働してほしい」とのべました。

 日立は、総事業費が3兆円超といわれる英国への原発輸出をすすめていますが、安倍政権とともに東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働へ積極的に動こうとしています。その東電の会長に就任しているのが、中西氏が日立の社長時代に会長だった川村隆氏です。

 かつての上司が会長を務める東電の原発再稼働に、経団連として早期の再稼働を求めたものです。柏崎刈羽原発については、県民の65%が反対(潟日報の世論調査)しており、それを経団連が押し切ろうというものです。

 知事選では、自民党、公明党が支持する前海上保安庁次長、花角英世氏が、立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党と衆院会派「無所属の会」推薦の元県議、池田千賀子氏ら2氏を破り、初当選しました。

 柏崎刈羽原発の再稼働が最大の争点となった知事選で池田氏は、米山隆一前県政の「三つの検証(福島事故原因・事故の健康と生活への影響・避難方法)」を厳格に進めることは基本中の基本とし、「再稼働は認めない」ときっぱり主張し46・2%を獲得して大健闘しました。

柏崎刈羽原発
(東電の柏崎刈羽原発)

 一方の花角氏は、朝日新聞の新潟知事選の候補者アンケートに「どちらとも言えない」とあいまいな答えをしていました。その花角氏、当選すると再稼働について、「当然ありうる。ゼロか1かの予断を持っていない」との考えを示したといいます。

 原発再稼働の安倍政権と自民党に推された花角氏ですから、選挙が終わればこうしたことを平気で語るのでしょう。新潟県だけではなく原発再稼働反対は、日本国民全体の多数です。

 花角氏が当選したとはいえ得票率は49・6%です。県民の65%が反対の声に真摯に向き合うことが必要でしよう。ましてや経団連や東電、日立などの大企業が県民の思いを踏みにじって、再稼働を推進するのは許されないことです。

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原発ゼロへ | コメント(1) | トラックバック(0) | 2018/06/23 20:48
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https://jp.reuters.com/article/britain-nuclear-hitachi-idJPKBN1JE11P
2018年6月18日 / 20:05 / 5日前
日立子会社の英原発建設計画、欧州委が環境面で「肯定的」見解
[ロンドン 18日 ロイター] - 欧州委員会は、日立製作所(6501.T)の原子力発電事業子会社ホライズンが英国のウェールズに建設を予定している原子力発電所「ウィルファ・ネーウィズ」について、他の加盟国に健康上・環境上の影響を及ぼさないとの「肯定的な」見解を示した。


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