◎安倍「首相動静」の「空白」

 安倍首相が「腹心の友」と呼ぶ加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園。4月から愛媛県今治市に獣医学部が開設されましたが、その選定をめぐって政治問題になっています。今日5月28日には、安倍首相も出席する衆参の予算委員会で同問題をふくめて集中審議が開かれます。

 なかでも愛媛県が、参院予算委員会に提出(5月21日)した資料のなかに、学園が県に報告した記録として、2015年2月25日に加計孝太郎理事長が安倍首相と「面談(15分程度)」したとありました。首相からは「『そういう新しい獣医大学の考えはいいね。』とのコメントあり」と記載されていました。

 安倍首相は5月22日、「ご指摘の日に加計孝太郎理事長と会ったことはございません。念のために昨日(21日)、官邸の記録を調べたところですが、確認できませんでした」と面会を否定しました。

 学園側も26日、「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまった」などとのコメントを発表しました。

 真実はどうなのか? 2015年2月25日の「首相動静」を調べてみました。「首相動静」は、時事通信社の配信を新聞各社が使用しており、新聞各社は、短く刈り込んでいます。

25 安倍首相動静
(安倍首相の動静・2015年2月25日、時事通信社)

 この日安倍首相は、午前9時から衆院予算委員会に出席していました。午後1時から再開された予算委員会に出席しますが、午後2時に途中退席し、首相官邸へ。午後2時33分から同52分まで、米シンクタンク外交問題評議会のハース会長と面会します。

 この後、毎日新聞とのインタビュー、谷垣禎一自民党幹事長との会談、「戦後70年談話に関する有識者会議」への出席、各府省庁の副大臣との会食…などと続きます。

 面会やインタビューなどの間に、28~47分の「空白」時間が3回あります。会食時間は1時間半ほどにおよんだことがわかります。首相と加計氏が「面談(15分程度)」することは、「空白」時間や会食中に途中退席してすることは十分可能でしよう。

 「首相番の記者は主に官邸の正面玄関から入る面会者を確認する。官邸には複数の出入り口があり、その全てを確認できているわけではない。また、官邸や公邸、東京・富ケ谷の私邸で記者に分からないようにする『極秘会談』も過去にたびたび行われてきた」(朝日新聞、5月23日付)

 今日の集中審議で、首相と加計氏との「面談(15分程度)」の真実は、明かになるのでしょうか?
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安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/05/28 09:46
コメント
共産党「朝日新聞が首相動静の記事を削除した事は党上層部の決定により取り扱わない事としています」
No title
上のコメントは悪質なフェイクです。

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