◎トヨタ社員に原価低減の大号令

 トヨタ自動車は、豊田章男社長の決算発表でのあいさつを受け、職場で原価低減の大号令をかけています。「すべての費用のゼロベースの見直しにより固定費削減を実現する」というものです。

 具体的には、品質・性能基準の適正化、イベント・コンサル・調査費等の適正化、会議半減、資料削減などです。そのためのアイデアを募集するとしています。

 会議半減、資料削減については、すでに18春闘の第3回労使協議会(3月7日)で会社側は、「会議、資料、チェックリストなどを大幅に減らす。モノと図面に向き合う時間を捻出するため、既存の会議、資料等を全て棚卸しし、先ずは止めてみる前提で部長が決断」するなどとしていました。

 豊田社長は、2018年3月期決算発表(5月9日)で、「トヨタの真骨頂は『トヨタ生産方式、TPS』と『原価低減』です」とのべ、電動化、自動運転化、コネクテッド化など「自動車産業が100年に一度の大変革の時代」に、「トヨタらしさを取り戻す」と語りました。

 「固定費削減」は、これを受けたもので、「TPSと原価低減に、改めて本格的に取組む」としています。

20 トヨタの原価改善額 2009~2018年


 トヨタのこの10年間の原価低減は、表のようです。世界的大不況とリストラの嵐が吹き荒れたリーマン・ショック(2008年)後の09年3月期決算の原価低減額はゼロでした。

 翌年の10年3月期は、この10年で最高の5200億円にも達しています。その後は、4500~1500億円の間でしたが、18年3月期は1650億円にとどまっています。このため、トヨタの利益の大きな部分を占める原価低減に、「改めて本格的に取組む」というものです。
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職場は今 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/05/13 18:54
コメント
No title
トヨタは乾いたタオルを絞ると言うほど
原価低減には力を入れて来ました。
それがトヨタの強みでもあり財産でもあります。
昔はね。

今は、THEサラリーマンだらけで、成果ありきの活動となった。

目標は必達

よい面もあるが問題も多い

空活動ばっかの(嘘つき働き蟻)が増えてきた。

まぁ国内生産も限界だな

原価低減より、給料下げたほうがよい

働いてない蟻が高給すぎる


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