◎9条改憲の阻止を 渡辺治一橋大学名誉教授が講演

 憲法記念日の5月3日、毎年恒例の愛知憲法会議主催の憲法集会が開かれた。名古屋国際会議場センチュリーホールにほぼ満席の2700人が集まった。

 第1部は、コント集団「ザ・ニュースペーパー」による「71年目の憲法を笑う!」と称した軽妙なコントだった。安倍晋三首相や菅義偉官房長官、石破茂元防衛相や小泉純一郎元首相に扮したメンバーが痛烈に風刺をきかせて会場を沸かせた。

 第2部は、一橋大学名誉教授の渡辺治氏が講演。「改憲問題の新局面と私たちの課題」と題して熱く語った。このなかで渡辺氏は、「安倍首相は、なぜ9条改憲に執念を燃やすのか?」と指摘し、首相の2つのねらいを解明した。

 改憲は、自民党の結党以来の宿願であるが、安倍首相には歴代の首相にはない執念があること。1つ目は、アメリカの軍事分担の要請・圧力に応えたい、という執念であると強調した。1990年代以降、アメリカは「ともに血を流せ」という圧力を強めており、特に圧力を強めているのがトランプ政権であること。

渡辺治
(講演する一橋大学名誉教授の渡辺治氏)

 2つ目は、安倍首相には、日本を軍事大国として復活させたいという特異な野望があること。それは、自国の「国益」のためには、自由に軍事力を使用したいという要求であること――と強調した。

 安倍首相による改憲のねらいがよく理解できた。野党と国民の共闘で、改憲を許さない3000万人署名を集め国民の力で改憲を阻止する他にないことがわかった。4月末現在、全国で1350万人の署名が集まっている。

 豊田市駅前では、作家の沢地久枝さんが呼びかけた「アベ政治を許さない」という毎月「3日行動」や安保法制(戦争法)が強行された日を忘れないとした「19日行動」などで、市民に署名を呼びかけている。

 3000万人の目標まで、まだまだがんばらなくてはと思う。最近の国政選挙での全国での総投票者数は約6000万人といわれており、その半数の署名を集めることで9条改憲を阻止しよう。

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 この記事は、5月5日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
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戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/05/04 19:16
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