◎豊田章男社長とイチロー選手

 今年の大リーグは何といっても、エンゼルスに入った大谷翔平選手の2刀流の活躍に尽きるでしょう。その中で、スポーツ雑誌『Number』(951号)の最近号が大リーグ・マリナーズのイチロー選手の特集を組んでいます。

 どっこい、イチローを忘れるなというところでしょうか。特集のなかで、特筆すべきは、現役を続けるイチロー選手について、トヨタ自動車の豊田章男社長が4ページにわたって熱い思いを語っていることです。

 イチロー選手は、大リーガーでの通算安打数は3080本で、歴代21位。日米通算では、最高の4358本で、ピート・ローズの4256本を上回っています(いずれも17年まで)。

 イチロー選手は、昨年、マーリンズを自由契約選手になり、今年から古巣のマリナーズに復帰しました。大リーグ最年長の44歳で、4月27日までの成績は、36安打で打率は2割5分です。

Number
(『Number』=951号=に掲載された豊田章男社長とイチロー選手のツーショット写真と記事)

 豊田社長は、「イチロー選手が教えてくれたこと」との題で、イチロー選手との共通点を柱に縦横に語っています。最初の出会いで、「なぜこんなに話が噛み合うのか」と思ったといいます。

 イチロー選手が、「失敗とどう向き合うかが大切」と語ったこと。常にバットやグローブの手入れを怠らないこと。そこから豊田社長は、2010年の大規模リコールで、米下院の公聴会に呼ばれたことを想起します。

 「もう社長ではいられないかもしれない。随分短かったな…」と覚悟したといいます。イチロー選手といえども、安打が打てない時があります。豊田社長は、イチロー選手から「失敗を誰のせいにもせず、次の改善につなげていくことの大切さ」を再確認したといいます。

 社員に向けて豊田社長が常に語っている言葉――「空振りしてもナイススイングと声を掛け合える会社になろう」と、失敗を恐れずチャレンジする精神をイチロー選手から学んだのでしょう。

 さらにトヨタのテストドラーバーとして、世界1過酷な道や24時間レースに何度も出場し、「命をかけてクルマの開発にたずさわってきた」という自負があったことをのべながら…イチロー選手との交流から学んだことを語っています。

 豊田社長がここまで、イチロー選手を熱く語っていることに驚きました。私もイチロー選手が7年連続して首位打者になったオリックス時代からの大ファンです。ニューヨークのヤンキースタジアムで観戦したこともあります。

 タイムのわずかな時間にも、守備位置で屈伸運動をする姿を見て感動しました。修行僧のようにストイックな生活姿勢を貫き、けっしてケガをせず、「最低50歳まで」(イチロー選手)現役を続ける覚悟というイチロー選手。

 その野球道一筋への思いは、豊田社長だけではなく多くの人々を引き付ける魅力でしょう。大谷選手が投げて、イチロー選手がバッターボックスに立つ――その日をわくわくして待っています。
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その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/04/27 21:13
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