◎トヨタ本社の枝垂れ桜は何を見てきたか?

 豊田市のトヨタ自動車本社地区の桜は、例年より早い3月下旬に満開を迎えた。桜の下で昼休みに、多くの社員が弁当を広げ、ランナーが走り抜けていく…いつものおだやかな風景に心が安らぐ。

 そのなかで、旧本社前の枝垂れ桜は、老いたせいか勢いを失い、まばらに咲いているだけで寂しい。10年前の2008年に撮影した写真は、枝が見えないほどいっぱいに咲き誇っていた。その見事さに感嘆した。

2018年 トヨタ本社枝垂れ桜
(トヨタ自動車の旧本社前の枝垂れ桜=2018年)

20 2008年 トヨタ本社枝垂れ桜
(トヨタ自動車の旧本社前の枝垂れ桜=2008年)

 2008年といえば、トヨタが世界販売で初めてGMを抜いて世界1(897万台)になった年である。同時に、秋以降のリーマン・ショックで4610億円の赤字をだした年でもある。

 トヨタ自動車で6000人以上の期間従業員が雇い止めされ、関連会社をふくめると派遣労働者ら1万人以上が解雇された。資本主義に不可避の大恐慌にトヨタは飲み込まれた。

 それから10年。旧本社前の枝垂れ桜は、豊田章男氏の社長就任、世界的なリコール問題、東日本大震災での工場生産停止、燃料電池車・ミライの販売…さらにEV化、自動運転化など自動車産業の100年に一度の大転換…など激動のトヨタとそこで働く人たちを見続けてきた。

 枝垂れ桜よ! もう一度、元気を取り戻し、あの華やかな姿を見せてくれ!
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職場は今 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/04/07 18:47
コメント
No title
リーマンショックの翌年だかにこのblogでよく比較に出されるフォルクスワーゲンは派遣社員2万人だかを「全員解雇」してませんでしたっけ?
No title
そう言えばしんぶん「赤旗」は2008年は日刊紙と日曜版あわせて160万部近かったのが今は120万どころか110万部を切りそうな位に縮小しているそうですね。

ボランティアや最低賃金以下のサービス配達じゃなくて、しっかりと労働者として恥ずかしくないレベルの対価を払わないから部数が落ちているのでは?

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