◎問題残したトヨタの18春闘

 トヨタ自動車労組(約6万8000人)は3月30日、評議会を開き、執行部が提案した18春闘の妥結案について可決(満場一致)しました。賃上げ(賃金制度改善分)要求3000円に対し、会社が回答したのは「昨年を上回る」という日本語回答で、具体的な数字を示しませんでした。

 組合の「評議会ニュース」によると、西野勝義委員長はあいさつで、「全トヨタ労連の仲間達からは、賃金制度改善分の水準が開示されなかった点については、『皆で一緒になって取り組みを進めてきたが、水準が分からない事により、一体感が損なわれたと感じた』という厳しいご意見を頂き、課題が残った事も事実である。来年以降のゆめW(注、春闘のこと)の取り組みに向けて、要求案や交渉の進め方などにつき、執行部として検討していく」とのべました。

 トヨタ労組が加わる金属労協(JCM)は4月3日、自動車総連などJCM加盟5単産の平均賃上げ回答状況を発表しました。同時期としては、17春闘の1195円より257円多い1452円でした。

切り取り トヨタなど賃上げ回答
(金属労協が4月3日に発表した各労組への賃上げ回答額=左端=。上から、トヨタ、日産、本田技研、マツダ、三菱自工の順。トヨタだけ日本語回答で、数字がありません)

 この数字にトヨタ労組は含まれていません。トヨタが日本語回答をしたことで集計できなかったのです。春闘は、労働者の賃金はどれだけなのか、いくら要求するのか、回答はどうだったのか――その数字を具体的に明らかにするのは共闘をすすめるための必須の条件です。

 トヨタ労組は、日本語回答への厳しい意見に対し、「今後検討していく」としています。春闘の“リーダー労組”を自認するトヨタ労組が、日本の春闘全体に与える影響は大きく、賃上げ回答の数字を会社に明らかにさせる責任があります。
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18春闘 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/04/05 10:20
コメント
No title
もうトヨタが春闘を引っ張って行く
時代は終わりました。
何だかんだ言いながら・・
製造業ではトップクラスの
給料です。
トヨタ社員は羨ましい限りです。
No title
労働者の権利を高らかにあげる日本共産党の党職員の賃金を明らかにするのが先でしょう。
党職員は労働者じゃないなんて言う違憲思想は捨ててまっとうな政党を取り戻しましょう。

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