◎トヨタ本社向けデモに600人 “経団連も内部留保を言うようになった”

 毎年、春闘時に豊田市のトヨタ自動車本社に向けて早朝宣伝や集会、デモ行進し、労働者や下請け、地域住民の要求実現を迫るトヨタ総行動(愛知県労働組合総連合などでつくる実行委員会主催)。今年は、振替休日の2月12日(月)に行われた。

 総行動は1981年に始まり、今年で39回の歴史を刻む。大きな成果をあげてきた1つが過労死の労災認定だ。トヨタやトヨタ系の過労死認定を求めて遺族の内野博子さんや三輪香織さんが集会で訴え、デモ行進の先頭にたってきた。

★18総行動2
(出勤するトヨタの労働者ら=右手の青いビルがトヨタ本社)

 この日、市内の山ノ手公園で開かれた集会には、約600人が参加。よく晴れ渡ったが、風が強く寒かった。そのなかで09年に亡くなった夫=当時40歳=の過労自殺の労災認定を求めて裁判で争う女性(49)が訴えた。

 「プリウスのプロジェクトが大変だと話していました。上司からもパワハラで追い詰められていました。労災認定まで頑張ります」と訴え、参加者から大きな激励の拍手を受けた。

 この日は、“トヨタカレンダー”によってトヨタの労働者は出勤日になる。青いトヨタ本社ビルや本社工場、テクニカルデンターなど約2万人が働いているといわれる本社地区。

★18総行動1
(早朝、トヨタ本社前での訴え)

 愛労連の榑松佐一議長らが本社前や集会で訴えた。「私たちは内部留保の活用を訴え続けてきたが、いまや経団連や安倍政権まで言うようになりました」

 実際、今年18年の経団連の春闘対策方針「経営労働委員会報告」では、内部留保を「『人材への投資』も含めた一層の有効活用が望まれる」などとのべているのだ。

 日本の企業の内部留保は400兆円を超えている。なかでも利益剰余金などをふくめたトヨタの内部留保は、実に20兆円を超え大企業のなかで突出してNo1だ。

★18総行動3
(豊田市の山ノ手公園での集会)

 榑松議長はまた、トヨタの非正規労働者の期間従業員が5年働けば、労働契約法で無期転換を申し込むことができるのに、6カ月のクーリング期間を利用して無期転換逃れをしている、と厳しく批判した。

 集会では、岡崎民主商工会の林浅吉会長が、トヨタの3次下請けで単価を切り下げられたために、廃業に追い込まれたと告発。ばく大な内部留保、利益を下請単価引き上げに使うよう訴えた。

★18総行動4
(デモ行進)

 東京公害患者と家族の会や全労連、日本共産党の本村伸子衆院議員らが連帯のあいさつをした後、トヨタ本社に向けてデモ行進。豊田では数少ないデモだけに、多くの市民が、「大幅賃上げ」や「下請け単価の引き上げ」などのシュプレヒコールをくり返すデモに注目していた。

★18総行動5
(トヨタ本社前を行くデモ行進)
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トヨタシンポ・総行動 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/02/13 18:54
コメント
No title
直前の記事まで取り上げていたドイツの事例が下請け保護では無いのは何故でしょうか?

答えは「ドイツではEU統合で東欧に下請けが移転し淘汰されたから」です。

共産党には不都合な「隠したい事実」のため紹介はしません。

https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000912/de_sma_bus_str.pdf
かつてはドイツにも大手メーカーから提供される図面に基づき生
産を請け負う下請け専門業者が多くいたという。しかし、EU 拡大に伴い、そうした下請け
業務は徐々にコストの安い中・東欧などの業者に委託されるようになり、淘汰が進んだ。そ
の結果、特殊な専門分野で独自技術を持つ中小企業が多く生き残った、という。
経団連も…
じゃないんですよ

立場として、あなた達共産党が触れる事がおかしいんだって事が何故に解らない?

経団連やトヨタ自体やステークホルダーが発言するならまだしも

今まで企業の利益に反する活動展開しておいて…

内部留保を使わせることも、その活動の一貫ですかねw

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