◎どこの国の首相か

 原爆投下から72年目を迎えた8月6日のヒロシマ。今年は、高齢になった被爆者が特別の思いを持って迎えた日になりました。今年7月、国連で核兵器禁止条約が122カ国によって採択されたからです。

 しかし、アメリカなど核保有国と日本など核の傘のもとにある国は参加しませんでした。唯一の戦争被爆国・日本が参加しなかったのです。

 広島市主催で開かれた平和記念式典。松井一実市長は、「平和宣言」で核兵器禁止条約にふれるとともに、安倍政権に対し「核兵器禁止条約の締結促進」に取り組むよう求めました。

 広島県知事、広島市議会議長、国連事務総長(代読)もそろって禁止条約にふれましたが、安倍首相は言及せず、「核兵器国と非核兵器国双方の参画が必要」などと言い訳をし、同条約を否定する態度に出ました。

 この後開かれた被爆者の要望を聞く会で、広島被爆者団体連絡会議の吉岡幸雄事務局長(88)は、安倍首相を前にしてこうのべました。

 「核兵器禁止条約は被爆者の悲願であり、世界各国の喜びだ、ところが、被爆国である日本が署名しないという、驚くべき態度をとった。満腔(全身の意味)の怒りを持って抗議する」

 吉岡氏ら被爆者と懇談した日本共産党の志位和夫委員長は、「条約にサインしないというなら、私たちの手でサインする政府をつくるために、みなさんといっしょに力をあわせていきない」とのべました。

広島 献花
(平和記念公園の原爆碑に献花する志位和夫委員長ら日本共産党代表団。志位委員長の右隣は本村伸子衆院議員=8月6日)

 懇談には、豊田市在住の日本共産党の本村伸子衆院議員も参加。本村議員の父親は、長崎市の出身で5歳のときに被爆し、本村議員は被爆2世です。

 また、大村よしのり豊田市議は、広島市で開かれていた原水爆禁止世界大会に参加しました。大村議員の父親は、戦前、軍隊の徴兵で長崎市にいて、地獄のような被爆地で被爆者の救援活動にあたりました。

 豊田市は、終戦1日前の1945年8月14日に、現在のトヨタ本社工場などに長崎の原爆と同型の原爆模擬爆弾が米軍によって落とされました。核兵器廃絶は豊田市民の願いです。核兵器禁止条約にサインする政府を、ともにつくろうではありませんか。
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戦争と平和 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/08/07 11:22
コメント
No title
北朝鮮と一緒にサインをして北朝鮮の核開発に何も手を出せず
アメリカなどの核保有国の核を制限するんですかね。

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