◎森友学園問題 “巨悪は眠らせるな”

 「“巨悪と眠る”検察官」――こんな手厳しい見出しを付けたのは、経済誌「週刊ダイヤモンド」(17年2月25日号)の特集「弁護士 裁判官 検察官 司法エリートの没落」です。

 「かつて検察の“看板”だった特捜部が試練を迎えている。事件に慎重な姿勢が目立ち、不要論まで浮上する始末だ」――と書いています。確かに、田中角栄・元首相のロッキード事件を持ち出すまでもなく、政治家の腐敗に特捜部は、正義の検察官として活躍しました。

ダイヤモンド 巨悪と眠る
(「週刊ダイヤモンド」、17年2月25日号から)

 ところが、最近はさっぱり政治家の不正・腐敗に動こうとしません。アメリカでは、トランプ大統領のロシア疑惑で、モラー特別検察官が任命され、捜査しています。三権分立が機能していますが、日本は行政の力が際立っています。

 そんな折、NHKが7月13日、次のようなニュースを伝えました。

……
 学校法人「森友学園」への国有地の売却をめぐり、全国の弁護士など200人余りが「当時の近畿財務局長などが土地を安く売って国に損害を与えたうえ、役所の職員が売買の交渉記録を廃棄した」などとして、背任と証拠隠滅の疑いで大阪地検特捜部に告発状を提出しました。

 告発状を出したのは、全国の弁護士や学者など246人で作るグループで、13日は、代表の弁護士が大阪地検特捜部を訪れ告発状を手渡しました。

 大阪・豊中市の国有地が鑑定価格よりも8億円余り安く森友学園に売却された問題で、交渉にあたった近畿財務局は「地下9.9メートルまでゴミが埋まっていると考え、撤去費用を差し引いた」と説明しています。

森友学園
(森友学園が建設した小学校=大阪府豊中市)

 これについて、告発状では「国の担当者は事前の調査などからそれほどのゴミはないと認識していたはずだ」としたうえで、「安倍総理大臣の妻の昭恵氏が開校予定の小学校の名誉校長だったこともあり、撤去費用を過大に見積もった」としています。

 そして、当時の近畿財務局長や国有財産管理官など7人が国有地を不当に安く売って国に損害を与えた背任の疑いがあるほか、役所の職員が背任の証拠になる交渉の記録を意図的に廃棄した証拠隠滅の疑いがあるとしています。

 グループのメンバーの阪口徳雄弁護士は「特捜部には政治家や官僚の犯罪を摘発してほしいと国民が期待している。学園の前の理事長の詐欺事件だけで捜査を終わらせてはならない」と話しています。
……

 特捜部よ、“巨悪と眠る”な、と告発したものです。国会で森友問題が取り上げられると、資料を「廃棄した」とか、「法令に基づいて適正に処理した」などと官僚答弁をくり返した財務省の佐川宣寿理財局長を国税庁長官に“栄転”させる人事を官邸は行いました。

 特捜部が、「背任と証拠隠滅の疑い」で、巨悪を眠らせないように捜査するか、国民はじっと見ています。

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安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2017/07/15 10:17
コメント
民主党政権下で14億円の土地に13億円の補助金を出して森友学園の4分の1程度の値段で豊中市に隣接する土地を売った問題はダンマリ。

共産党は民進党やそのバックについている巨悪に眠り続けるようになってしまった。

加計学園についても地元の十数年の要望や民進党議員の支援者であった加計学園理事長、国会でも誘致を推進した民進党議員にはダンマリ。

巨悪に眠る共産党ここに誕生。
No title
「巨悪」の言葉は、政権にだけ使う言葉です。
No title
民主党政権時代の巨悪には眠ったままの共産党、巨悪に裏からコントロールされて国民を騙す。

挙げ句の果ては「「巨悪」の言葉は、政権にだけ使う言葉です。」

現政権じゃなければどんな悪事も巨悪にならないという酷さ。
No title
共産党が巨悪に眠る詳細はこちらのブログをご覧下さい。
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-2482.html

森本学園の数分の1という格安で土地を売った民主党に何も言えないことが良くわかります。



「巨悪」の言葉は、政権にだけ使う言葉です。


トテモ良い言葉ですね。

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