◎「ひとつ嘘をつくと、20の別の嘘をつかなければならなくなる」

 加計学園の獣医学部新設をめぐって衆院、参院は7月10日に委員会で閉会中審査を開き、前川喜平前文科事務次官と国家戦略特区ワーキンググループの原英史委員を招致します。

 安倍政権と自民党は、憲法53条に基づいて野党が要求していた臨時国会の開会に応じようとしませんでしたが、都議選での歴史的大敗を受けて閉会中審査にやっと応じたものです。前川氏らは、どのような真実を語るのか注目されます

 『ガリバー旅行記』などの著作で知られているジョナサン・スウィフトに、次のような名言があります。

 「ひとつ嘘をつくと、20の別の嘘をつかなければならなくなる」

 安倍政権の萩生田光一官房副長官のブログ「はぎうだ光一の永田町見聞録」(6月23日)を読んで、スイフトの名言を思い起こしました。

……
 しかし改めて、誓って申し上げますが、
・私が総理から指示をされた事も無ければ私から文科省に指示をしたり圧力をかけたりした事はありません。
・加計学園から依頼をされた事もなければ便宜を図った事もありません。
……

ガリバー旅行記


 このブログ「トヨタで生きる」(6月22日)で、「なぜNHKは大スクープを『クローズアップ現代』で?」をアップ。NHKは、「萩生田副長官ご発言概要」と題する文科省の職員が書いたメモを入手し、6月19日放送の同番組で明らかにしたことを書きました。

 同番組の4時間前の午後6時からは、安倍首相の通常国会を終えての記者会見が始まっていました。NHKが「クローズアップ現代」ではなく、ニュースで伝えていたら、安倍首相に「ご発言概要」についての質問が相次いだでしょう。

 「ご発言概要」の内容は衝撃的なものでした。「官邸は絶対やる」「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」「文科省だけが怖じ気づいている」などと書かれていたのです。

 首相官邸が加計学園に獣医学部を新設させると言い切っていたこと、安倍首相が開学時期を示していたこと、文科省に圧力を加えていたこと――萩生田官房副長官が露骨に語っていたことが明らかになったのです。

 萩生田官房副長官は、先のブログで加計学園問題についての関与を、「誓って」全面否定しています。文科省の職員が勝手に書いたごとくの言い訳をしています。官僚が、官房副長官の発言を勝手に書くなんてことはあり得ないことです。

 国政を私物化した安倍政権の加計学園問題を考える時、「ひとつ嘘をつくと、20の別の嘘をつかなければならなくなる」というスイフトの名言が的を射るものであることがよくわかります。

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安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/07/09 08:31
コメント
あれだけ天下りの斡旋で嘘をついてきた前川さんを共産党が信じる理由は?
No title
これは、前川氏にも同じことが言えるよね。
全て真実なら、貧困レポートを早急に提出
すべきです。

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