◎野党の悪口を言って「反省」では、反省ではない

 安倍首相は6月19日、通常国会の閉会(18日)を受けて記者会見しました。NHKの首相官邸からの生中継を見ましたが、共謀罪法の強行採決、行政の私物化の加計学園問題などについて、「反省」を口にしましたが、返す刀で野党を批判。開き直り以外のなにものでもなく、白々しい会見でした。

 この日、メディアの世論調査がいっせいに発表されましたが、内閣支持率は7社すべてで安倍内閣の支持率が先月から10%ほど急落。支持、不支持がほぼ40%台で拮抗しました。

 共謀罪法について、朝日新聞では「賛成」33%、「反対」36%と世論は2分しました。法務委員会で採決をせずに、本会議へ法務委員長(公明党)が「中間報告」するという「奇策」を使ったことについて、「よくなかった」が65%を占めました。

 しかも公明党支持者の6割近くが「よくなかった」と答えました。加計学園問題で、文科省の内部文書に「総理のご意向」と書かれてあったことについて、「怪文書」(菅義偉官房長官)としたことについては、「適切ではなかった」が74%にのぼりました。

 安倍首相は記者会見で、「政策とは関係のない議論ばかりに多くの審議時間がさかれた。国民のみなさまに大変申し訳なく感じる」と「反省」の言葉を語りました。

 とろこが、すぐ「(野党の)印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう」とのべ、野党に責任を転嫁しました。安倍首相が加計学園問題で反論する時は、「岩盤規制にドリルで穴を開けた」とのべます。

安倍改憲 6月19日 内閣広報室
(記者会見する安倍首相=6月19日)

 「岩盤規制」を持ち出せば、すべてが通ると思っているでしょう。岩盤に穴を開け、自分の長年の友人が理事長を務める加計学園だけを通して獣医学部の新設を認めさせたのが、事の本質です。

 「行政がゆがめられた」(前川喜平・前文科次官)という批判になんら答えず、追及する野党や内部文書の存在を証言した前川氏や文科省の現役職員を批判したのです。

 これが1国の首相の態度でしょうか。こうした姿勢を国民が見抜いているからこそ内閣支持率が急落したのです。森友・加計学園問題を追及してきた日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は、端的に指摘しました。

 「反省するときに人のせいにしてはいけない。反省になっていない。国民が一番疑惑をもっているのは『森友・加計』疑惑だ。首相は一連の疑惑で『透明・公平・公正なプロセスで決定された』とのべたが、この説明では誰も納得しない。国民の疑問に全く答えていない」
スポンサーサイト
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/06/21 17:10
コメント
No title
共産党の民進党イイナリは日々酷くなるばかりで民進党の加計学園獣医学部誘致や民進党の支持者である理事長の問題に全く触れられなくなっている。
天下りの違法斡旋の首謀者の元次官への天下り追求も全く出来ない状況に追い込まれてしまった。
沖縄では翁長知事による新基地建設推進にも何も言えない状況に追い込まれている。

闇の圧力や利権団体に共産党が敗北した年に2017年はなってしまった。
No title
「総理のご意向」が何処に記載かの全文は出せず、同文書に「~という形にすれば~総理からの指示に見えるのではないか」という偽装工作の痕跡も出せない。

共産党が闇の圧力で出すことの出来ない「メモ」の全文は↓こちら
http://netgeek.biz/archives/98162

共産党は前川氏に連なる獣医学部利権に何か弱味でも握られているのか、それとも甘い汁を楽しんでいるのか全く追及できない模様。

管理者のみに表示