◎「読売新聞を熟読して」と安倍首相 答弁拒否

 70年目の憲法記念日の5月3日の読売新聞を見て、多くの人々が驚きました。「これは自民党の機関紙ではないか」と批判する民報テレビのコメンテーターがいたほどです。

 1面トップから2面にかけて、自民党総裁としての安倍晋三インタビューを大々的に伝えていたからです。3日の9条改憲派の集会に寄せたビデオメッセージと同じ内容を、読売新聞に語っていたのです。

 安倍首相はメッセージで、「『自衛隊が違憲かもしれない』などの議論の余地をなくす」として憲法9条の「1項、2項は残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」とのべました。

 大型連休明けの8日の衆院予算委員会で、民進党の長妻昭議員は、戦力を持たないとする9条2項を削除し、国防軍を新設するという自民党の改憲草案との整合性をただしました。

60 読売新聞 5月3日 安倍インタビュー
(読売新聞、5月3日付け)

 すると、安倍首相は、「自民党総裁としての考え方は相当詳しく読売新聞に書いてある。ぜひそれを熟読して頂いてもいい」とのべるだけで答弁を拒否しました。

 長妻議員が反発すると、首相は「自民党総裁として立っているのではなく、内閣総理大臣としての責任における答弁に限定をさせていただいている」などと都合よく首相と総裁の立場を使い分ける始末です。

 また、「改憲草案を取り下げるかどうかということではない」として、草案を撤回する考えはないことも明らかにしました。

 これが1国の首相でしょうか。しかも、憲法という行政の長である首相が最も守らなければならない憲法を、まるで紙くずのように軽く扱っています。改憲の条項、日程などは国会の場でこそ明らかにすべきで、身内の改憲集会やインタビューで明らかにすべきではないでしょう。

 安倍首相のおごりは、首相夫人が深くかかわっている国有地を格安で払い下げた疑惑の森友学園問題でも、まともな答弁もせず、野党の夫人の証人喚問要求にも拒否する姿勢に示されています。

 もはやこんな首相に国の舵取りをまかすことはできないでしょう。「アベ政治を許さない」の声を高めましょう。
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戦争と平和 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2017/05/09 12:23
コメント
No title
党首が違憲な民進党にノーの声をあげないうちは信用されない。
No title
共産党さんは、三重県では、先の選挙で、日本会議の会員を推薦していたようですが、党の綱領に反しませんか?
No title
今現在も公安にマークされている共産党が
声高らかに叫ぶ内容じゃ、首を縦にふれません。

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