◎ハナミズキの季節に「働き方」を考える

 ソメイヨシノがすべて散り、濃いピンクのハナミズキが街に目立つ季節になりました。トヨタ自動車ではトヨタカレンダーに基づいて、4月29日(土)~5月7日(日)までの9日間、休みになります。

 このゴールデンウイークは、8月の夏休み、年末・年始の休みと合わせ、仕事から離れ、リフレッシュできる長期の休みになります。日ごろはなかなか、家族で遠出できませんが、新緑を求めてマイカーを走らせるチャンスです。

12 ハナミズキ
(ハナミズキ)

 昨年秋、電通の新入社員の高橋まつりさん(24)が過労自殺する事件が明るみになり、社会に大きな衝撃を与えました。それだけに、人間らしい働き方とは何かが大きな課題になりました。電通を捜査していた厚生労働省は4月25日、同社と3支社の幹部3人を労基法違反の疑いで書類送検し、捜査を終結しました。

 労基法36条に基づく「36協定」(残業の上限を労使で決める)を超えて残業をさせていたという違法残業の実態をつかみましたが、本社役員の立件はできなかったといいます。

 東京労働局の「過重労働撲滅特別対策班(かとく)」を指揮する樋口雄一監督課長は、「十分に実態解明がなされたとは思っていない。悔しい」と記者会見で語ったといいます(日経新聞、4月29日付)。

30 連合メーデー 20170429
(全トヨタ労連が参加した連合のメーデーで、「もう、過労死はなくそう」「インターバル規制を導入しよう」などのスローガンを書いた旗がなびきました=東京・代々木公園、4月29日)

 フラッパーゲートによる入退社時刻の記録より、自己申告の勤務時間が短くても、「自らの意思」で違法残業していた社員もいたといいます(日経)。人が少なく、仕事量が多い上に、成果主義賃金で追われれば、上司の直接の指示がなくても、自ら違法残業せざるを得ないからです。

 これは、電通だけではなくトヨタをはじめほとんどの企業で共通でしょう。こんな実態を無視し、安倍政権は「働き方改革」と称して、「月100時間未満」までの残業を認めようとしています。

 過労死ラインまでの働き方を「合法化」するのは、働き方「改悪」です。文部科学省の調査で4月27日、小学校教諭の約3割、中学校教諭の約6割が過労死ラインに達していたことが明らかになりました。

 この国の働き方、企業や国の働かせ方は、ドイツなど欧州に比べていかに劣悪であることが改めて浮き彫りになりました。5月1日は、メーデーです。1日10時間を超える労働に苦しめられていたアメリカの労働者が、1886年(明治19年)に「1日8時間労働」を要求して立ち上がったことが起源です。

 それから131年。もうそろそろ、7時間労働制をかかげようではありませんか。次の100年を見据えて、人間らしく働ける社会、企業を次の世代に引き渡すために!
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その他 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/04/30 09:05
コメント
No title
過労死問題について、御用組合の不作為を問題にしたマスコミはなかったですね。民進党の支援団体である連合への配慮でしょうか?組合が本来の役目を果たしておれば、過労死の大半は防げたはず。
最近は、デミング賞受賞準備で、自殺者やウツ病患者が続出したという話を聞きません。本当なら、喜ばしいことです。推測ですが、デミング賞の審査委員のセンセイ方が昔のように大物且カリスマ性がある御仁ではなくなったので、受診会社に対して無茶な指示ができなくなったのでしょう。本務校での改革実績がない奴が経営指導すること自体、オカシイ。
No title
愛知県内の共産党系と言われる民医連系病院(小池晃議員の出身母体)のスタッフが過労自殺をしたそうです。

民医連病院では赤旗を買ったり個人献金を出したり議員を輩出しているからそんな事を起こしても報道されないように圧力かかるのかな?

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