◎アベ凶暴政権 無能力な法相に代わって刑事局長答弁

 「共謀罪」法案の本格審議が4月19日、衆院法務委員会で始まりました。冒頭、自民、公明の与党は、要求もない政府参考人の林真琴刑事局長の出席を、民進、共産両党の抗議のなか強行議決しました。前代未聞の暴挙で、凶暴な安倍政権の本質をあらわにしました。

 政府参考人制度は、1999年の国会法改正で発足したものです。政府への質問は、原則として大臣、副大臣、政務官が行い、例外として政府参考人(官僚)の出席を求めるものです。

 金田勝年法相は、野党の質問にまともに答弁できず、後ろに控える官僚の耳打ちなどの助けを借りても、何をしゃべっているのか意味不明です。メディアからは「グダグダ答弁の金田」といわれる有様です。

 このため、法相に代わって刑事局長に答弁させようという驚くべき手法を、与党が強行議決したものです。日本共産党の藤野保史議員は、厳しく抗議するとともに、「共謀罪」法案の先取りともいえる警察の監視の“網の目”が市民に及んでいる例を、「大垣警察市民監視事件」例に取り上げて追及しました。

 同事件は、中部電力の子会社が計画する風力発電所に反対する三輪唯夫さんと住職の松島勢至さんが勉強会を開いたことを機に、岐阜県警大垣署の警備課課長らが子会社に三輪さんらの個人情報を伝え、住民運動つぶしの相談をしていたものです。子会社作成の議事録によって、事件が2014年に明るみに出ました。

 運動と無関係だった近藤ゆり子さんと船田伸子さんも“メンバー”として、大垣署が情報も提供していました。朝日新聞は、藤野議員のこの質問を紹介しています。

 民進党の山尾志桜里衆院議員は、「共謀罪」法案の対象犯罪に墳墓発掘死体損壊などが入っている理由について、安倍晋三首相に答弁を求めました。ところが林刑事局長が答弁。山尾議員は「局長、(出席を)登録していないので答えないで」と制したが、林刑事局長は答弁を続けました。

10 共謀罪 プラスター


 朝日新聞は、「文芸春秋」の元編集長で作家の半藤一利さん(86)の「共謀罪」に反対する談話を掲載しています。半藤さんは、父親が戦前、「日本は戦争に負ける」と言ったことで、治安維持法違反で3回警察に引っ張られた例をあげてこう語っています。

 「戦争をする国家は必ず反戦を訴える人物を押さえつけようとするということだ。昔は治安維持法が使われたが、いまは『共謀罪』がそれに取って代わろうとしている。内心の自由を侵害するという点ではよく似ている」

 「私に言わせると、安倍政権は憲法を空洞化し、『戦争できる国』をめざしている。今回の法案は(2013年成立の)特定秘密保護法や、(15年成立の)安全保障法制などと同じ流れにあると捉えるべきだ」

 半藤さんが語るように、「共謀罪」法案は4度つぶす以外にないでしょう。日本を、2度と「戦争できる国」にしないためには。
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安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/04/23 09:08
コメント
No title
共謀罪の中身について詳しく説明するのが国会の役目、誰が応えようと・・限定するのは良くない。よく知ってる人に答弁してもらうのは当たり前でここら辺が野党の理解のなさに国会軽視と言われても仕方がない。国民は本当の事を知りたいんだよ・・大臣でなくても局長でも誰もいいだよ!
No title
世界初の都市部毒ガス大規模テロを行ったオウム真理教のような悲劇から国民を守るのか共産党は考えないの?
毒ガスから身を守る研究用の国際機関に認められた実験にも反対だし。

まさか革命のために北朝鮮から毒ガス貰ってきて撒いたりとか考えてるの?

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