◎折り鶴と志位委員長

 ニューヨークで開かれていた「核兵器禁止条約の国連会議」。唯一の被爆国ながら、安倍政権は不参加を表明。空席となった日本の席に白い折り鶴1羽が置かれ、話題になっています。

 時事通信は次のように伝えています。

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 置いたのはNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のテア・カトリン・ミエルスタッドさんら。今回の交渉に貢献した国に平和の象徴である折り鶴を贈る活動だが、日本の場合「『参加してほしい』という意味を込めた」という。
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折り鶴 国連
(ここにいて欲しい、と書かれた折り鶴が日本の席に置かれています=ネットから)

 これに対し、訪米中の日本共産党の志位和夫委員長は「市民社会」の代表の一人として3月29日、演説(ステートメント)を行いました。国連の公式会議で党の代表が演説を行うのは初めてです。


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 日本の国会議員で日本共産党委員長の志位和夫です。「核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)」に所属しています。日本政府が、この議場にいないことはたいへんに残念なことです。しかし、被爆者の方々と日本国民の大多数がこの「国連会議」を支持していることは明らかです。

 核兵器禁止条約の交渉についていえば、核兵器に依存する国ぐに(核兵器保有国と「核の傘」のもとにある国)の参加が求められることはいうまでもありません。

 しかし、仮に、最初はそれらの国ぐにの参加が得られなかったとしても、賛成する圧倒的多数の国ぐにによって核兵器禁止条約が締結されるならば、核兵器の使用と威かくは違法化され、核兵器の保有には悪の烙印(らくいん)が押されることになります。

 核兵器禁止条約の締結は、市民社会の組織の力と合わさることによって、核兵器に依存する国ぐにに対して、政策を変え、核兵器の完全廃絶への取り組みに加わるよう迫るものとなります。

 私は、この「国連会議」が大成功することを強く願っています。被爆者の方々もまさしく同じ思いでしょう。ご清聴ありがとうございました。
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 志位委員長の演説に対し、セルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮担当上級代表は「被爆国日本から、今、始まった核兵器禁止条約交渉のプロセスにとって励ましを受けました。良い発言でした」と語りました。

 オランダ反核NGO「パックス・クリスティ」のメンバーは、「日本政府のかわりに日本の声をアピールしました」と歓迎しました。寂しげな折り鶴に代わって、志位委員長が日本国民を代表して演説した形になりました。
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戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/01 10:39
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