◎森友問題 8億円値引き根拠なし 辰巳議員追及

 大阪府豊中市の森友学園問題の最大の疑惑は、財務省が国有地を8億円も値引きしたことです。日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は、3月24日、27日に集中的にこの問題を取り上げ、8億円の値引きの根拠についてただしました。

 財務省近畿財務局と国交省大阪航空局は2016年3月、森友学園側から「地下埋設物(ゴミ)が発見された」との連絡を受けて現地を訪問。しかし、直接ゴミの確認もせずに森友側の主張を受け入れて、最大で地下9・9メートルまでゴミが埋まっていると約8億円の値引きを行いました。

 辰巳議員は、24日の参院予算委員会で、「深さ3・8メートル、くいの部分で深さ9・9メートルまでゴミが存在するという根拠は何か」とただしました。

 国交省の佐藤善信航空局長は、「深さ9・9メートルのくい掘削工事の過程で廃材が発見されたとの報告を受け、工事関係者のヒアリングで、廃材などを含む土が広範に積み上がっていることを確認した」と答弁しただけで根拠を示せませんでした。

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(追及する日本共産党の辰巳孝太郎参院議員=3月24日、NHKから)

 辰巳議員は、森友学園による地盤調査報告書をもとに国立研究開発法人「産業技術総合研究所」に地質分析を依頼した結果、「深さ3メートルまでは人工的に埋め立てた埋設土からなり、それより深い部分が天然の堆積物と思われる」と判定の結果を明らかにしました。

 その上で、「専門家によると9・9メートルあたりの深さでゴミが出ないのは『常識的な話』だと答えている。9・9メートルまでゴミが存在するという国の計算には客観的根拠がないことが明らかになった」と強調しました。

 辰巳議員は、27日の参院予算委員会で、国有地で大阪航空局が2010年に地下構造物状況調査を実施していたことをあげ、ゴミ撤去費用の見積もりの参考にしたかどうかを質問しました。

 佐藤航空局長は「参考にした」とのべ、同調査では「レーダー探査し、68カ所で試掘を行った」と認めました。辰巳議員が、この時の掘削深度についてただすと、佐藤航空局長は「試掘の深さはおおむね3メートルで地下埋設物がなくなる深度だ」と答弁しました。

 事実上、おおむね3メートル以下はゴミがなかったことが裏付けられました。辰巳議員は「大阪航空局の調査でも、地下9・9メートルの(ゴミの存在の)根拠がない」と指摘。政府が「(根拠なく国有地の)過大な値引きをしたことは明らかだ」と批判しました。
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安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/03/30 08:49
コメント
No title
最近なって・ようやく分かって来たのが財務省近畿財務局のミスですね・・ゴミの事を隠して入札もせず・・反対に森友学園はゴミの事を知って値引きを図ったというのが今回の事件で安倍総理を追及しても、何ら問題解決にはなりません。それよりも大事なのは北朝鮮の有事が深刻になってるという事態、国会で何故大事な事に共産党は触れないのですか?ミサイル、核、VX化学兵器など、何故、国会で議論しないんですか?ミサイルが日本に打ち込まれてからは遅いのです!

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