◎トヨタの17春闘 賃上げ回答は1300円

トヨタ自動労組など金属労協(JCM)に加盟する労働組合の17春闘は、会社側が3月15日、いっせいに回答を示しました。

 賃上げ(ベア)では、トヨタは労組が要求していた3000円に対し1300円を回答しましたが、組合員が願っていた満額を大きく下回る回答でした。家族手当の引き上げ分1100円分をふくめ2400円の引き上げになるとしています。

 定昇分にあたる賃金制度維持分の7300円を加え9700円と発表しています。

 年間一時金は、要求の6・8カ月(約230万円)の満額回答でした。昨年の7・1カ月(約257万円)より0・3カ月減です。

 また、組合員である2年目のシニア期間従業員と非組合員の期間従業員の日給を150円引き上げることを求め、回答は満額回答でした。16年の回答(150円)、15年の回答(300円)、14年の回答(200円)に続くものです。

 背景には労働人口の減少などの人手不足で、期間従業員が集まらない実態があることも満額回答につながっています。

トヨタ 9700円
(トヨタの賃上げは1300円に家族手当の増額、定昇をふくめて9700円と書きこまれました=JCMのホワイトボード)

 トヨタの3月期決算(連結)は、過去最高の1兆8500億円の営業利益をあげる見通しです。もちろん、日本企業でダントツの利益です。内部留保も、その大きな部分を占める利益剰余金は、2017年3月期第3四半期まで(16年4~12月)で17兆円を超えています。

 会社のばく大な利益や組合員の生活実態からいって納得できるものでしょうか?

 会社側は、労使協議会で、「すでに十分に高い賃金を一律的に引き上げる要素は見当たらない」「賃金制度維持分7300円を上回る賃金の引き上げは昨年の水準に遠く及ばない」などといって賃上げを抑え込みました。


 他の自動車各社では、ホンダが1600円、ダイハツが1500円、三菱自工が1000円、富士重工が1100円、日野自動車が1400円でした。

 自動車総連の相原康伸会長は、「2002年以来、4年連続で賃上げがあったのは初めてのこと」と連続賃上げを評価しています。

 電機では、日立製作所や三菱電機などの組合が、トヨタ労組と並ぶ3000円の賃上げ要求を求めていましたが、会社側はいっせいに1000円を回答しました。

 過去3年間のトヨタでの賃上げ要求と獲得額、一時金要求は次の通りです。

      賃上げ要求    獲得額   一時金(要求に対し満額回答)
2014年  4000円  2700円  6・8カ月(244万円)
  15年  6000円  4000円  6・8カ月(246万円)
  16年  3000円  1500円  7・1カ月(257万円)
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未分類 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/03/15 18:45
コメント
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トヨタ系の労働組合では、専従者の昇給は、どうやって決めてるの?
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党職員給与は共産党も自民党も仲良くゼロ回答かな?

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