◎「昨年の水準に遠く及ばない」と会社側 第3回労使協議会

 トヨタ自動車の17春闘第3回労使協議会は3月8日に開かれました。組合は、賃上げ3000円、年間一時金6・3カ月(約230万円)を要求しています。次回の第4回労使協議会(3月15日)に回答が示されます。

 会社側は、「賃金制度維持分(定昇)7300円を上回る賃金の引き上げは昨年の水準に遠く及ばない」などとして、昨年の賃上げ(1500円)以下に抑えようとしています。

 労組の「評議会ニュース」によると、これまでの協議会での会社側からの説明――世界の自動車産業が車の電動化・情報化・知能化などで、熾烈なグローバル競争をくり広げている――などを受けた形で、組合側は4人の支部長が主張しました。

 「IT業界なども含めた異業種との競争にも打ち勝っていく必要がある」「かっこいいデザインの実現をめざし挑戦している」「工場の生き残りを背負って1秒1秒に徹底的にこだわっている」「超短期生産準備に奮起した」――などと組合員の頑張り・努力を豊田章男社長ら幹部に訴えました。

出勤 TOYOTA
(トヨタ本社地区の出勤風景。右はトヨタ本社)

 豊田社長は、昨年4月のカンパニー制導入以来、初めての協議会であると指摘。組合員の頑張り・努力に「心強く感じた」とのべ、組合の要求については、「将来の笑顔に向けて、悩みぬき、決断する」と語りました。

 上田達郎常務役員は、「すでに十分に高い賃金を一律的に引き上げる要素は見当たらない」とこれまでの主張をくり返し、組合が強く迫っている一時金の満額回答についても、「熟慮に熟慮を重ねていきたい」とのべるにとどまりました。

 過去3年間のトヨタでの賃上げ要求と獲得額、一時金要求は次の通りです。

      賃上げ要求    獲得額   一時金(要求に対し満額回答)
2014年  4000円  2700円  6・8カ月(244万円)
  15年  6000円  4000円  6・8カ月(246万円)
  16年  3000円  1500円  7・1カ月(257万円)

 トヨタと同じ3000円の賃上げ要求をかかげている日立労組などでつくる電機連合は、「ベア1000円で決着へ」(日経新聞、3月11日付)などとマスコミが書いています。昨年以下の賃上げなどがあってはならないはずです。職場から頑張ろうではありませんか!
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未分類 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/03/11 08:26
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格差是正とかは、言わないの?

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