◎「教育勅語」のどこが問題とは?

 このブログ「トヨタで生きる」で、「共産・小池議員 『森友学園』問題で自民議員の『面談記録』示し追及(3月2日)」アップしました。小池書記局長の大反響を呼んだ質疑です。

 すると、「教育勅語」の現代語訳を付けた上に、「『教育勅語』のどこが問題なんだろう? こんな感じの内容なんだけど、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は仲むつまじく、友達とは互いに信じあい…」とのコメントが寄せられ、驚愕しました。

 戦後、国会で排除・失効決議がされたのに、「どこが問題だろう」とは民主主義のイロハも分からない意見だからです。森友学園では、勅語の意味も理解できない保育園児に素読させていたのです。

教育勅語 2
(戦後、排除・失効になった「教育勅語」)

 勅語は、「皇祖皇宗」で始まるように、神話上の天照大神が建てた国を治めるのは、その子孫の天皇であるというのです。明治憲法は、日本は「万世一系」(どんな人間でも万世一系ですが)の天皇が治める国で、国民は天皇に仕える「臣民」(家来)とされました。

 勅語の最大の問題点は、「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ」といった、一見当たり前のことに続く文章、「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」にあります。つまり戦争になったら天皇のために命をささげ、天皇に「忠義」をつくすことにつながるものなのです。

 戦前の日本の侵略戦争で、日本国民は310万人以上が犠牲になりました。アジア・太平洋諸国では2000万人以上が犠牲になりました。天皇制の下の軍国主義で日本が滅びるという日本の歴史上、最大の過ちを犯したのです。

 その思想教育に「教育勅語」が最大限使われました。森友学園の保育園で、「教育勅語」を素読させていたのは、日本を戦前のような国に回帰させようというもので、とんでもない教育です。

 森友学園が4月から開校しようとしている小学校の名誉校長に、辞任したとはいえ、安倍晋三首相の妻の昭恵夫人が就任していたことは大問題です。しかも小学校用地が8億円も値引きされていたのです。

 教育方針もふくめて全容解明すべきでしょう。
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安倍政権 | コメント(12) | トラックバック(0) | 2017/03/08 18:03
コメント
No title
事件が海陽学園に関係ないこと分かった現在、このスレッドで件の小学校、延いては教育勅語について云々する必要はないでしょう。
トヨタの労働者の命と暮らしを守るためのサイトなら、北朝鮮批判が最優先の課題だと思いますが・・・・。
No title
日本共産党中央委員長も務めた田中清玄は、後に転向して天皇制護持を強く主張する尊皇家になった。1945年(昭和20年)12月21日、宮内省から特別に招かれた昭和天皇との直接会見時の最後に、「他になにか申したいことがあるか?」と聞かれ、田中は「昭和16年12月8日の開戦には、陛下は反対でいらっしゃった。どうしてあれをお止めになれなかったのですか?」と問い質した。それに対して昭和天皇は「私は立憲君主であって、専制君主ではない。臣下が決議したことを拒むことはできない。憲法の規定もそうだ。」と回答している。


共産党は過去の歴史を不勉強過ぎるのでは?
アメリカ言いなりの政府を肯定する共産党?
決議のきっかけとしては、まずアメリカ合衆国国防総省が教育勅語を全面的に否定する方針を打ち出し、極東委員会においても「日本教育制度に関する政策」で、教育勅語は教授、研究、儀式のよりどころとしてはならないと決定された。これに基づいて、1948年5月に連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) 民政局 (GS) が、衆参両議院の文教委員会の委員長を呼んで、教育勅語を否定する決議をするように口頭で指示したとされている。その後、衆参両議院で個別に打合会が開かれ、何度か衆参両議院の文教委員長同士の協議もされた。6月19日には、両議院とも委員会の審査を省略する形で、決議案が本会議に提出されて可決、成立した。


> 戦後、国会で排除・失効決議がされたのに、「どこが問題だろう」とは民主主義のイロハも分からない意見だからです。

などとおっしゃられますが占領軍の指示で委員会も無く強行採決じみた採決を経ている。
普段は「アメリカ言いなり」と批判する共産党らしくない考えですね。
No title
60年安保闘争時に国会突入を扇動した一部の学生らに資金提供するなど、戦後の政治の黒幕であやしげな言動をくり返した田中清玄を持ち出しても、誰も信用しないでしょう。
No title
 9条を含む現憲法は、侵略戦争に命をかけて反対した日本共産党をはじめとする自由民権運動以降の日本人のたたかい、アメリカ独立戦争などアメリカの民主主義の歴史、フランス革命以来の欧州の自由と民主主義の伝統などが大きく合流して、「大日本帝国憲法」を破棄してつくられたものです。マッカーサーと占領軍が一方的に押し付けたという、いわゆる「押し付け憲法」論は、現憲法を矮小化し、9条の先駆性を否定し、安倍首相らの「戦前回帰論」に組するものです。「教育勅語」の排除・失効決議も、そうした大きな見方をしないとダイナミックに前進する歴史が見えなくなります。
No title
憲法の規定下で立憲君主であり専制君主でないという否定をしたことを同席した自分の政党の先輩を貶めることで有耶無耶に。

占領軍の指示で国会を通したものを憲法と混同させて有耶無耶に。

安倍首相もビックリなすり替えですね。
No title
1946年8月24日、衆議院本会議で反対討論に立った野坂参三は、次のように述べて憲法9条に反対している。

 「現在の日本にとってこれ(草案第9条)は一個の空文にすぎない。われわれは、このような平和主義の空文を弄する代わりに、今日の日本にとって相応しい、また実質的な態度をとるべきであると考えるのであります。要するに当憲法第二章は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それゆえに我が党は民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない」


共産党は当時はアメリカ言いなりを拒否していたのにね。
No title
また、化石のような資料を取り出して。現在の綱領を読んでないですね。勉強不足か、意図的な攻撃か?
No title
自分に都合の悪い事実は「意図的な攻撃」「化石のような資料」「勉強不足」と言った謳い文句でうやむやに。
No title
この不祥事も「意図的な攻撃」「勉強不足」と言い切って、トカゲのしっぽ切りかな?
news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_society/articles/000096078.html
No title
次は、朝日新聞の3月10日の社説です。ブログ「トヨタで生きる」とほぼ同じ主張をしています。コメント者は、朝日新聞にも同様な悪罵を投げつけますか?

「教育勅語肯定 稲田大臣の資質を問う」
稲田防衛相に閣僚としての資質があるのか。重大な疑義を抱かざるを得ない発言である。
 稲田氏は8日の参院予算委員会で、戦前の教育勅語について次のように語った。
 「日本が道義国家を目指すというその精神は今も取り戻すべきだと考えている」
 「教育勅語の精神である道義国家を目指すべきであること、そして親孝行だとか友達を大切にするとか、そういう核の部分は今も大切なものとして維持をしているところだ」
 天皇を頂点とする国家をめざし、軍国主義教育の根拠となったのが教育勅語だ。明治天皇直々の言葉として発布され、国民は「臣民」とされた。
 親孝行をし、夫婦仲良く。そんな徳目が並ぶが、その核心は「万一危急の大事が起こったならば、大儀に基づいて勇気をふるい一身を捧げて皇室国家の為(ため)につくせ」(戦前の文部省訳)という点にある。
 いざという時には天皇に命を捧げよ――。それこそが教育勅語の「核」にほかならない。
 稲田氏のいう「道義国家」が何なのかは分からない。ただ、教育勅語を「全体として」(稲田氏)肯定する発言は、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重という憲法の理念と相いれない。
 教育勅語は終戦後の1948年、衆院で排除の、参院で失効確認の決議がされた。衆院決議は勅語の理念は「明らかに基本的人権を損ない、且(か)つ国際信義に対して疑点を残す」とした。
 当時から、「いいことも書いてある」などとする擁護論もあった。これに対し、決議案の趣旨説明に立った議員は「勅語という枠の中にある以上、勅語そのものがもつ根本原理を、我々は認めることができない」と言い切っている。
 当時の文相も「教育勅語は明治憲法を思想的背景としており、その基調において新憲法の精神に合致しないのは明らか」と本会議で答弁した。
 こうした議論を踏まえることなく、勅語を称揚する姿勢は閣僚にふさわしいとは思えない。
 まして稲田氏は自衛隊を指揮監督する立場の防衛相である。軍国主義の肯定につながる発言は国内外に疑念を招く。
 安倍政権では、教育勅語を擁護する発言が続く。2014年に当時の下村博文・文科相は、勅語が示す徳目について「至極まっとう。今でも十分通用する」などと語った。
 こうした主張は政権全体のものなのか。安倍首相は明確な説明をすべきだ。
No title
自分に自信が無いし事実を指摘されるのが嫌だから今度は外の権威に頼るの?

朝日新聞は「日本共産党に意見表明の機会を与えることは、かえってフェアネスではない」と言って自民党と共産党を偏向報道やらかして共産党も自民党と一緒に非難したテレビ朝日と同じグループの問題あるマスコミだよ?
間違ってること言ってりゃあ批判するのは当たり前。共産党は上層部が間違ってても批判出来ないのが最大の欠陥だね。

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