◎トヨタ労組 17春闘の要求案3000円

 トヨタ労組は17春闘の賃上げ要求として執行部は3000円を提案しています。職場討議を経て、2月10日に開く評議会で採決します。上部団体の金属労協や自動車総連は、3000円以上であり、それに沿った要求です。

 要求内容は、EX級、技能4等級、技能職の賃金を36万6980円に引き上げるというものです。1人平均で1万300円の賃金引き上げになります。このうち定期昇給に当たる賃金制度維持分は7300円で、賃上げ分(ベースアップ)は3000円です。

 要求の基礎(一般組合員平均)は、35万4960円で、平均年齢は38・4歳、平均勤続は17・3年、平均扶養は1人です。対象組合員数は6万1941人です。

 トヨタは2月6日に開いた4~12月の決算発表会で、2017年3月期(連結)の営業利益の見通しを、円高などのために1兆8500億円としました。前期の2兆8539億円より約1兆円減益になる見通しとしていますが、それでも日本の大企業なかでは巨額の利益を得ます。

 内部留保の利益剰余金は、すでに17兆円を超え、日本の大企業で突出しています。自動車総連は、自動車産業の“付加価値(利益)の循環運動”で、中小労組の底上げ、底支えをかかげています。

 日本の“リーダーユニオン”のトヨタ労組の賃上げ要求が3000円で妥当かどうか、職場集会や評議会での真剣な議論が求められます。

出勤するトヨタ労働者
(出勤するトヨタ労働者)

 トヨタ労組の過去3年間の要求と獲得額は次の通りです。
         要求    獲得額
 2014年  4000円  2700円
   15年  6000円  4000円
   16年  3000円  1500円

 また、17春闘での年間一時金要求案は6・3カ月です。16春闘の7・1カ月(約257万円)より0・8カ月減です。一時金は、16春闘をふくめ過去3年間満額回答で、15春闘は、6・8カ月(約246万円)、14春闘は、6・8カ月(244万円)でした。

 2年目からのシニア期間従業員(組合員)の日給を150円引き上げることを提案しています。期間従業員の日給は、過去3年間、150円(16春闘)、300円(15春闘)、200円(14春闘)で、いずれも満額回答でした。人手不足で期間従業員が集まらないなどの背景があります。
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17春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/02/09 10:40
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