◎“トランプ ファースト”か?

 就任したばかりのトランプ米大統領の言動が、世界の指導者からも厳しい批判を受けています。対照的なのが安倍晋三首相。就任前に、真っ先にトランプ氏に会って個人的信頼関係をつくろうとしたばかりか、2月10日の日米首脳会談では、トランプ大統領とゴルフをすることまで取りざたされています。

 これでは“トランプ ファースト”になりそうです。その典型がテロ対策を名目に、すべての国からの難民受け入れの120日間の凍結、シリア難民入国の無期限停止、中東・アフリカ7カ国の一般市民の入国の90日間禁止…の大統領令です。

 同盟国で最初の首脳会談をしたイギリスのメイ首相も、「英国のやり方とは異なる」と意義を唱えました。ドイツのメルケル首相は、「テロとのたたかいは、いかなる場合でも、特定の信条の人々に対し、一様に疑いをかけることを正当化しない。米大統領令は難民を支援する国際法や国際協力に反する」などと痛烈に批判しました。

 フランスのオランド大統領らG7の国の内の5カ国首脳までが、厳しい批判をしています。ところが、「各国の入国管理政策は基本的に内政事項」「コメントする立場にない」などという安倍首相。2月2日の衆院予算委員会でも、日本共産党の笠井亮議員や民進党の議員に追及されても、「内政問題」などとのべるだけです。笠井議員は、「国際問題になっている」と厳しく追及しました。

60 トランプ 入国禁止令 首脳批判 朝日20170201
(朝日新聞、2月1日付から)

 日ごろ安倍首相が口にする「人権と法の支配」は、どこへ行ったのでしょうか? トランプ大統領を擁護しているといわれてもしかたがないでしょう。英字新聞「ジャパンタイムズ」は、「東京は沈黙」(1月30日付)と伝えました。

 アメリカ追随の屈辱的、弱腰の外交姿勢です。トランプ大統領にすり寄り、へつらう態度では、トランプ大統領に手玉に取られてしまうでしょう。歴代自民党政権は、日米安保体制を絶対化し、アメリカの「従属国」に甘んじてきました。

 安倍首相は、さらに「不変の原則」とまで言い切っています。こうした思考停止の考えが、トランプ大統領に何1つ言えないことに通じるのでしよう。“トランプ ファースト”で、日本をどこへ連れていこうというのでしょうか。
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その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/02/02 21:06
コメント
No title
日米同盟の欧州版とも言えるNATOの集団的自衛権維持には英独などの首脳が維持を求めて居ますね。

トランプ大統領が英首相と初の首脳会談
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170128/k10010855891000.html
>メイ首相はトランプ大統領が費用負担などをめぐって厳しい見方を示してきたNATO=北大西洋条約機構について、100%支持することを確認したと強調しました。

http://diamond.jp/articles/-/115993

欧州の主要国は集団的自衛権の組織であるNATOは不可欠と言う表明を続々と出していますね。
NATOの見直しなんて欧州各国から出ていましたっけ?(トランプは見直し求めて来てるけど)

都合の良い記事内容だけ残して印象操作しろって党上層部から指示でも出てるの?

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