◎VWがトヨタ抜いて初の首位 16年の世界販売

 トヨタ自動車は1月30日、2016年のグループのダイハツ工業、日野自動車をふくむ世界販売台数、世界生産台数などを発表しました。

 それによると、世界販売台数は、前年比0・2%増の1017万5000台でした。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は、3・8%増の1031万2400台でした。VWがトヨタより13万7400台上回り、初めて世界1になりました。

 トヨタは、12年から4年連続1位でしたが2位に後退しました。トヨタがGMを抜いて初の世界1になったのは、2007年。10年まで世界1位でしたが、11年の東日本大震災で、大幅生産減になって3位に後退。12年には1位に戻っていました。

 世界の自動車メーカーは、「1000万台クラブ」といわれるように、VW、トヨタ、GM、三菱自動車を子会社化した日産・ルノーグループが1000万台の大台をめぐって激しい競争をくり返しています。

60 トヨタ 2016年生産・販売


 初の世界1になったVWは、排ガス不正問題などで15年に1位の座を逸しましたが、世界最大市場の中国で販売を増やしました。トヨタは、ダイハツが軽自動車の増税で前年割れになったのをはじめ、ドル箱のアメリカで原油安のためにプリウスなどの販売が伸び悩みました。

 トヨタグループの17年の販売計画は、1020万2000台(16年比0・2%増)です。VWは公表していませんが、しばらくはVWの世界1が続きそうです。

 トヨタ単体(トヨタ、レクサスブランド)の国内生産は316万6000台で、「雇用を守るために300万台は死守する」(豊田章男社長)はクリアーしました。

 トヨタ単体の海外生産は、580万7000台で、海外生産比率は64・7%に達しました。トランプ米大統領が、アメリカでの生産を世界の自動車メーカーに求めるなかで、海外生産は波乱要素をふくんでいます。
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決算・経営計画 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/01/30 16:54
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No title
あれ?VWが伸びた最大の理由は中国での現地生産と販売が伸びたからじゃなかった?

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