◎軍事費を考える③ 突出する日本

 通常国会が1月20日から始まりました。安倍政権が提出した17年度予算案の審議が3月にかけて行われます。一般会計で過去最高の97兆4547億円になります。

 予算案の特徴は、安保法制(戦争法)の施行を受けて、いっそうの軍拡に乗り出していることです。社会保障費を1400億円も削減する一方で、軍事費は5兆1251億円で16年度当初予算と比べ710億円も増額しました。5年連続で増え、過去最大を更新しました。

 三沢基地(青森県)にF35ステルス戦闘機「臨時飛行隊」を新設します。17年度中に実戦配備を開始し、18年度末に10機態勢にする見通しです。1機あたりの単価は147億円としています。

 トランプ米大統領が、「高すぎる」と批判したF35。ロッキード社は引き下げるとしましたが、日本が購入するF35はどうなるのでしょうか?

 オスプレイは、沖縄県名護市の浅瀬に墜落し、大問題になっていますが、4機を購入しますが、391億円にもなります。

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地本体工事費として、16年度並みの536億円(歳出ベース。契約ベースで1704億円)を再計上しています。護岸工事や土砂の採取・運搬・埋め立て費用などが含まれています。

12 辺野古の海
(沖縄県名護市の辺野古の海)

 辺野古新基地の建設を含む米軍再編関係経費(「地元負担軽減」を口実に基地強化などを図る分)は、2011億円(16年度比245億円増)で、過去最高額を大きく更新しました。

 在沖米海兵隊のグアム移転経費265億円(同年度比125億円増)や、岩国基地への米空母艦載機移転902億円(同190億円増)など大幅に増やしています。米軍への「思いやり」予算も1946億円(同26億円増)を計上しています。

 防衛省が大学などに武器開発に応用可能な研究費を出し、軍事研究の下請け機関に変質させる「安全保障技術研究推進制度」に110億円を計上しています。何と16年度の6億円から一気に18倍増です。

 これが憲法9条を持つ国なのでしょうか。自衛隊を海外で戦争させる戦争法のもとで、安倍政権の危険な軍拡路線にストップをかけることは急務となっています。

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戦争と平和 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/01/28 08:03
コメント
No title
>社会保障費を1400億円も削減する一方で

読者の皆様、大変申し訳ございません。
性格には6400億円増の所を5000億円増に1400億円分圧縮の
誤りでした。

誤りを訂正出来ない共産党の関係者に代わって訂正致します。
詳細につきましては以下の赤旗記事をご覧下さい。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-20/2016122001_04_1.html

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