◎「only America First」

 米共和党のドナルド・トランプ氏(70)が1月20日、ワシントンの連邦議会前で行われた就任式で宣誓、米国の第45代大統領に就任しました。演説でのべたのは、「only America First」。

 理念も哲学もなく、自国の利益を最優先し、移民や人種マイノリティー(少数者)、弱者などを切り捨てる姿勢を鮮明にしました。就任式への参加者は、オバマ前大統領の時の7分の1程度の約25万人だったといいます。

 これに対し抗議する人々は、この日だけでなく、翌日には全米で数百万人が集会、デモを行いました。歌手のマドンナさんは、「私たちの物語は、今日から始まるのです」と呼びかけました。

 トランプ大統領は初日から、約2000万人が保険に加入した医療保険制度、いわゆるオバマケア撤廃の大統領令に署名したのをはじめ、▽TPPからの離脱、▽北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、▽温室効果ガス削減策の火力発電所への排出規制などの撤廃、▽急進イスラムテロを地球上からの一掃、▽最新鋭のミサイル防衛システムの開発、▽メキシコとの国境に移民の流入を防ぐ壁の建設――などの政策を矢継ぎ早に打ち出しました。

60 マドンナあいさつ NHK
(1月22日のNHKのBSニュースから)

 日本共産党の志位和夫幹部会委員長は21日、トランプ米大統領の就任にあたって、次の談話を発表しました。

……
 (1)、トランプ米国新大統領は、就任演説で、「この瞬間から『米国第一』となる」とのべ、「貿易、税金、移民、外交」などのすべてでこの立場を貫くと宣言した。

 世界最大の超大国であるアメリカのリーダーが、あらゆる問題で、「米国第一」と宣言することは、「すべての加盟国の主権平等の原則に基礎」をおく国連憲章の精神にも背いて、世界各国に米国政府の立場を強要する、いっそうあからさまな覇権主義的政策を強めるのではないかという、深い危惧をもたざるをえない。

 (2)、日米関係についていえば、トランプ大統領が、日本に対する軍事的・財政的負担の強化を求めてくる可能性がある。経済関係でも、トランプ大統領は、「TPP協定からの離脱」を宣言したが、今後、日米の2国間交渉をつうじて、米国とその多国籍企業の利益を第一におき、日本にいっそうの譲歩を迫ってくる危険がある。

 (3)、安倍首相は、トランプ大統領の就任前から米国に駆けつけて「日米同盟」強化を誓約し、就任にあたっては、さっそく「揺るぎない同盟の絆を一層、強化していきたい」との祝辞を送った。

 「米国第一」を掲げるトランプ政権に対して、日本政府が、これまでのような「日米同盟絶対」という硬直した思考を続けるなら、いよいよ対応ができなくなるだろう。

 異常なアメリカ追随外交を根本から見直し、対等・平等・友好の日米関係に切り替えることが、これまでにまして切実な課題となっていることを、強調したい。
……
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その他 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2017/01/22 11:03
コメント
No title
産経につぎのような記事が、ありました。


「自民党の伊吹文明元衆院議長は19日、最高顧問を務める同党二階派の例会で、トランプ次期米大統領の就任式が20日に迫ったことを踏まえ、民主主義について講話した。

 伊吹氏は「おのおのが勝手なことを言うと国家意思は決まらないから、多数決で決めようという約束事をしているだけだ」と指摘。そのうえで、「目先のことではなく少し将来を見据えて、自分のことではなく全体のことを考えながら多数決を行使しないと、こいつが悪いんだという国民の感情をあおりたてながら権力を握ろうという政治家が出てくると、民主主義は衆愚政治の製造機械になり果てる。それが欧州、米国、東京都知事選でも起きた」と語った。

 伊吹氏はまた、「米国という国は、原住民の生活と土地を奪い取って作られた移民国家だ。それがいまや、最初の移民が次の移民に苦しめられているということだ」と米国の現状を解説した。今後あるべき経済政策については「市場経済、競争原理も自己抑制と矜恃を持って動かさないと、結局、勝った者が偉い、もうけた人が良いんだという仕組みになる」と警鐘を鳴らし、所属議員に研究を促した。」

最後のパラグラフ、良いと思いませんか?この伊吹氏のコメント、経団連、経団連附属ご用組合連合の「連合」の幹部および「連合」に依存の民進党の諸君は、よくかみしめて欲しい。
No title
反対派が暴徒化してレストランや店舗を襲撃、それに対応するために入場規制がされたため入れない人が続出したみたいですね。

民主的に選ばれた大統領を暴力で粉砕しようとする反対派を擁護するのは共産党の考えが昔から変わってないからかな?
No title
日本共産党は、デモでの暴力は一切否定しています。「暴力で粉砕しようとする」というのはデマです。
No title
暴力は一切否定すると言葉では言うけどワシントンでの暴力デモへの批判どころか報道も皆無。。

野党共闘で一緒にやってく自由党の政策は「国民の生活が第一」と言うのも完全にスルーしてアメリカ第一を批判。

blogでデマを流して上層部がデマを渋々認めてもblog記事は修正も謝罪も無い。

政党として大丈夫なのかな?

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