◎とんでもない男を大統領に選んでしまった!

 トランプ米次期大統領の記者会見(1月11日)は、日経新聞(1月13日付)が見出しで「醜聞・罵倒、異様な会見」と報じたように、異様だった。世界の人々は、「とんでもない男を大統領に選んでしまった!」と思っただろう。

 オバマ大統領は、当選後3日目に会見を開いたが、トランプ氏は2カ月以上も開かなかった。その間は、ツイッターで一方的に発信し、世界は右往左往し、振り回された。

 こんな男に、世界の指導者で真っ先に会ったという安倍首相も安倍首相だ。1月20日の大統領就任後の4年間、いったい世界はどうなるのかと不安になるのも当然だ。

 日経の13日付の記事は、怒りまくっていた。トランプ氏の異様さを描いた秀逸な記事だった。

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 「黙れ」「おまえに質問の機会はやらない」「Fake(偽)ニュースを流す機関だからな」。トランプ氏は11日の記者会見で、質問をしようとした米CNNの記者を遮り、罵詈雑言を浴びせた。

 次期大統領の風格を訴える場になるとみられた大統領選後、初めての記者会見。トランプ氏の対応は相手を一方的にののしる狭量で独善的な人物のようにも映った。

 かんに障ったらその後は感情の赴くままに罵詈雑言を浴びせるのは選挙戦からのトランプ氏の流儀。ただしそれが核のボタンを預かる米軍最高司令官で、世界の政治、経済の秩序をつくる指導者となれば話は別だ。会見をみた人が「この人、大統領ができるのか」といった感想を抱いたとしても不思議ではない。
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50 トランプ氏に抗議する学生たち
(トランプ氏の大統領就任に抗議する学生たち=2016年11月15日、ワシントン=ロイター)

 風格のかけらもなく、狭量で独善的な人物と日経記者が書いたのは名言だろう。しかも、「核のボタンを預かる米軍最高司令官」が、「感情の赴くままに」にボタンを押したなら…ぞっとする話だ。

 トランプ氏とプーチン露大統領との関係も記者会見で問われたが、トランプ氏はまともに答えなかった。情報が飛び回っているが、真偽は闇の中だ。一部で報道されたことが正しいなら、これもぞっとする話である。

 トランプ氏の大統領就任式の人出は70~90万人と予想されているが、過去最多の約180万人が集まった2009年のオバマ大統領の就任式に比べると約半分になるという。

 その一方で、抗議のデモを予定する団体は過去最大規模になりそうだともいう。「Not My President」のプラカードをかかげて。そう、こんな男は、「私の大統領ではない!」。

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その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/01/15 17:24
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