◎米軍基地前のテント村で 「沖縄 16」 ③

 年末の9回目の沖縄旅行で、名護市辺野古にある米軍キャンプ・シュワブ前のテント村を訪れた。辺野古漁港側のテント村からは、辺野古の集落の中を歩いて15分くらいのところだ。

 地元のボランティアが車で送ってくれた。車でわずか5分ほどである。米軍基地は、クリスマス休暇だったので静かだった。テント村も午前中だったこともあり、留守番の人が数人いただけだった。

シュワブ1
(米軍キャンプ・シュワブ=右側=とテント村=左側=)

 テントが立ち並んだテント村は、米軍基地と対峙するように50mほど続く。米軍の正面ゲートは静かだった。入口で、アルソイックの警備員が1人立っているだけだった。

 正面ゲートから50mほど北側には搬入ゲートがある。以前は、テント村がこちらにあったが、現在の場所に移動した。搬入ゲートは、沖縄県警の大型バスとトラックが入り口をふさぐように駐車しており、アルソックの警備員10人ほどが警戒していた。

シュワブ2


 テント村で留守番をしている若者と話をした。12月22日に北部訓練場の「返還式」が行われ、形式的にはオスプレイが発着できるヘリパッドが完成したことになっているので、辺野古の基地建設が本格的に始めるだろうと語っていた。

 話の途中に、防衛省沖縄防衛局の作業服を着た人が見回りに来た。テント村の人とひとこと二言話をして帰って行った。いつも来るという。

シュワブ3


 いよいよ辺野古の新基地建設をめぐってたたかいが、また始まる。全国から大きな支援すると同時に、全国各地で抗議の意思表示をして、オールジャパンでたたかわなくてはならないと思った。

シュワブ4


 若者が語っていたように、正月明けになると安倍政権は、米軍のための新基地建設をめざし一気に動き始めた。沖縄防衛局は5日午前、米軍キャンプ・シュワブの沿岸部の砂浜に準備していた浮桟橋を海上に設置する作業を始めた。

 海上では、船3隻、カヌー10ほどが抗議。ゲート前では、今年最初の抗議行動が始まった。稲嶺進名護市長ら約400人が参加。稲嶺市長は、「絶対に屈しない。新基地は造らせない」とのべた。

 沖縄防衛局は、6日にはフロートを作業船で海上に設置する作業を始めた。テント村で県民らが座り込み、海上では船とカヌーから抗議した。連日、県民らは抗議し、9日も抗議は続いている。

 これに先立つ4日、翁長雄志沖縄県知事は、県庁で職員に向けて年頭あいさつ。「辺野古に新基地を造らせないことを県政の柱とし、県の有するあらゆる手法を用いて取り組む」とのべた。

フロート 琉球新報から
(安倍政権は辺野古の海にフロートを張った=琉球新報から)

 知事は5日、米軍のオスプレイ空中給油再開について県庁で、「県民に寄り添うと言いながら、米軍の要求を最優先する政府の姿勢は、信頼関係を大きく損ねるものであり、強い憤りを感じている」と語った。

 新基地を造らせない、という翁長知事の姿勢は、いささかも揺らいでいない。県民に寄り添うというのは、知事のことだ。安倍政権が寄り添っているのは、アメリカなのだ。
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沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/01/09 14:42
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