◎政治の「新しい時代」が始まった!

 2017年の新年を迎えました。「日本の政治の新しい時代が始まった」――これは、1月15日から第27回大会(2~3年に開く)を開く日本共産党の大会決議案の冒頭部分です。

 どこが“新しい時代”なのか? 決議案では、「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する時代」に突入したことが“新しい時代”だとのべています。

 つまり、「自民党+公明党」に臨時国会で安倍政権と行動をともにした日本維新の会などと「野党(日本共産党、民進党、自由党、社民党+市民)との新しい対決構図」になったというのです。

20修 トヨタの夜明け
(豊田市の夜明け=右端のビルはトヨタ自動車のテクニカルセンター)

 安倍政権は、1昨年の2015年、憲法違反の集団的自衛権の行使などを盛り込んだ安保法制(戦争法)を強行成立させました。戦争法が日本を守るものではないことは、この1年余の動きを見ればわかります。

 安倍政権は、この法律に基づいてアフリカの南スーダンPKO(国連平和維持活動)に、武器使用を可能にする「駆けつけ警護」の新任務を与えました。約750人の陸上自衛隊員が常駐しています。

 今年は、戦後72年。戦争によって、だれ1人殺さず、だれ1人殺されなかった日本が、遠いアフリカで初めてその危険と隣り合わせになる事態が生じたのです。

豊田での3日行動
(「アベ政治を許さない」と豊田駅前で=16年12月3日)

 明治維新から78年後の1945年(昭和20年)、日本の侵略戦争は終わりました。日本人310万人以上、アジア・太平洋諸国で2000万人以上の犠牲者を出しました。この侵略戦争は、国家が誕生して1700年ほどになる日本の歴史のなかでも最大の過ちであり、国を亡ぼしたものでした。

 その痛切な反省の上に憲法9条はつくられ、9条は2度と戦争はしない国をつくる決意を示すものとなりました。安倍政権は、これを踏みにじったのです。圧倒的多数の憲法学者が違憲としたのは当然でした。

 「立憲主義を守れ!」「安倍政権を退陣に追い込むために野党はまとまれ!」――こうした声が労働組合のわくを越えた「総がかり行動実行委員会」がつくられ、学者やシールズ、ママたちの新しい運動が広がりました。

 日本共産党の大会決議案は、「新しい市民運動が発展」し、「この声に押されて、国会内外で野党共闘がつくられ、それは参院選での野党共闘へ発展していった」と強調しています。

 決議案はまた、新しい対決構図がつくられた根底には、日本の「2つの異常」があると指摘しています。「異常な対米従属」と「異常な財界中心」の2つです。

 「異常な対米従属」では、たとえば核兵器禁止条約について交渉する国連の会議を17年に招集するとした決議案に、唯一の戦争被爆国の日本がアメリカの求めに応じて反対したこと。沖縄でのオスプレイ墜落事故で、県民の声を無視して、1週間もたたないうちに飛行再開を「理解できる」とした安倍政権の対応などは、それを象徴しています。

 「異常な財界中心」では、たとえば“アベノミクス”です。円安、株高に誘導した「異次元金融緩和」で大企業や株を多数保持する大資産家は、大儲けしました。一方で、国民・労働者は、4割近くにもなった非正規労働者をはじめ、格差と貧困で苦しんでいます。

 こうした安倍政権の暴走をやめさせるには、昨年夏の参院選でためされずみの「野党+市民」の共闘の力をさらに大きくし、近づく衆院選挙で「『改憲勢力3分の2体制』を打破し、さらに現与党とその補完勢力を少数派に追い込む」(決議案)ことです。

シールズTOUKAI
(戦争法の廃止を求めて名古屋駅前で集会を開いたシールズ東海=2015年9月27日)

 2017年は、そうした「日本の政治の新しい時代が始まった」のであり、それを確かなものにするための年になるでしょう。社会の発展は、日本のこの1700年余の歴史を見ると、登山に例えられるでしょう。

 頂上をめざして一歩、一歩、歩む。自分の足で、他の人に続いて踏み固めて登っていく。嵐が来たならば、いったんはしりぞき、また天候の回復を待って一歩、一歩上ってゆく。

 人類は、後退したかに見える一瞬もありますが、長い宇宙時間で見れば確実に進歩しています。2017年を、新しい時代にしようではありませんか。1人ひとりの1歩、1歩が時代をつくることに確信を持って。
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日本共産党 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2017/01/01 11:03
コメント
No title
株価が上がっても下がっても安倍政権の批判と言う適当な1年でしたね。
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-2266.html
「アベノミクス」の失敗による円高や株安などで景気が後退しているとは見えにくい。

おまけに新年初っぱなから共産圏の国やゲリラに殺された日本人は戦死者にカウントしないと公言。
共産党の未来を表しているかのようですね。

この間の誤報もほったらかしでしたし。

共産党上層部による独裁体制が崩壊し市民のための党に生まれ変わることを期待しています。
No title
戦争で殺したり、殺されたりすることと、テロで犠牲になることとは違うでしょう。日本共産党は、いかなるテロも断固糾弾しています。そんなことも知らずに、「上層部の独裁体制」とは、デマ以外のなにものでもないですね。もっと勉強しましよう。
No title
日本共産党が国連軍基地を襲撃しようとテロを計画していた朝鮮戦争では国連軍の後方支援で機雷を掃海していた人や物資輸送に従事していた日本人が何十人と戦死している。
共産党が破壊活動防止法の対象となったのはこの頃の所業が原因。

戦死者が居ない=共産圏による死者は死者ではないと言う党の認識の現れですね。

1993年のカンボジアPKOではカンボジアで警察官が亡くなったのはカンボジアはまだ内戦状態にあるとして自衛隊の撤退を要求している。
http://www.jcp-kyotofukai.gr.jp/document/1993/05/06-100000.php
内戦中の武装勢力による死者は戦死以外のなんだって言うんだ?
党の上層部ではなく地方支部が言ってるだけだから党の方針では無いのかな?

上層部に意見を言えない、間違いを正せない。
そんな体制が良く分かりますね。

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