◎辺野古の海とテント村で 「沖縄16」 ②

 年末の沖縄への旅行で行った名護市辺野古のテント村は、にぎやかだった。テント村は、辺野古の漁港にある。冬休みに入ったせいか、学生のグループや教員グループなどが次々と訪れていた。

 テント村のボランティアスタッフが、次々と訪れるグループにレクチャーをしていた。若い学生たちが、実際の現場を前にして真剣に耳を傾けている様子は頼もしい限りだった。私もいっしょに聞かせてもらった。

辺野古16 ①
(辺野古のテント村)

辺野古地図


 米軍は12月22日、沖縄本島の北部にある東村の北部訓練場(7800㌶)の約半分にあたる約4000㌶を「返還」した。オスプレイが離発着する6カ所のヘリパットの建設を安倍政権が強行した後でのことだ。

 ヤンバルクイナが生息する貴重な森を切り裂き、使用できない谷筋などを「返還」しただけで、訓練場をいっそう強化したにすぎない。「返還式」なるものに、翁長雄志沖縄県知事は参加せず、同じ日に開かれたオスプレイ墜落に抗議する集会に参加した。

辺野古16 ③
(どこまでも青い辺野古の海。向こう側に見えるのが米軍キャンプシュワブ)

 スタッフは、安倍政権は今後、辺野古の新基地建設に集中するだろうという。安倍政権に追随した最高裁の不当な判決で、辺野古の埋め立ての取り消しをした翁長知事側は一歩、後退を余儀なくされた。

 安倍政権は、待ってましたとばかりに、12月27日午後、新基地建設の工事を10カ月ぶりに再開した。県民は、米軍キャンプシュワブのゲート前に座り込み、抗議した。

辺野古16 ④

辺野古16 ⑥


 翁長知事は同日、首相官邸で菅義偉官房長官に事前協議を要請したが、菅長官は拒否した。翁長知事は、「絶対に新基地は造らせないという気持ちで頑張りたい。いろいろな形でやることをやっていく」と断固とした決意を示した。

 テント村には、「新基地建設阻止! 闘争開始より8年(2639日)の命を守る会の闘いとテント村座り込み4633日」の看板があった。4633日とは12年以上にもなる。

辺野古16 ②


 辺野古の青い海に向かった。キャンプシュワブと日本を隔てるフェンスに、新基地建設に抗議する横断幕やリボンなどが取り付けてある。15の横断幕があった。「オール沖縄の心 全国の願い1つ 基地もオスプレイもいらない!」「美しい海を汚さないで」など全国からの連帯メッセージだ。

 こうしたメッセージが、何者かによって取り去られるという。沖の方では年明けから本格的に再開される工事に抗議するために、カヌーの練習をする人たちがいた。

辺野古16 ⑤
(カヌーの練習をする人たち)

 ジュゴンが生息するこの美しい海に、またフロートを張り巡らすのか! 海保と呼ばれる海上保安庁の強力なゴムボートが抗議する人々を排除するのか! フェンスに「沖縄不屈」のメッセージが取り付けてあった。

 そうだ。沖縄県民は不屈のたたかいをしているのだ。すでに12年以上も。たたかいを始めた時と今は何が違うのか? 県民が選んだ翁長知事がいるのだ。県民の民意を示して選んだ翁長知事が、県民の不屈のたたかいに寄り添っているのだ。
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沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/12/31 13:19
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