◎オスプレイ墜落現場で 「沖縄16」 ①

 沖縄の2016年は激動だった。安倍政権による辺野古の海の埋め立て強行、高江でのヘリパッド建設強行、オスプレイ墜落-。その一方で、夏の参院選挙ではオール沖縄の勝利…沖縄の人々の不屈のたたかいを追った。今年で9回目となる沖縄の旅で。

 沖縄は、すごい暑さだった。気温25度。豊田市の初夏のようだった。沖縄の人もこんな暑さは初めてだと言っていた。クリスマスイブの12月24日、中部国際空港セントレアを飛び立って那覇空港に着いた。

 ホテルで地元紙の琉球新報を読んでいると、25日の午後0時からオスプレイが墜落した名護市の海岸で、残骸を回収する作業が行われるという記事があった。早速、参加することにした。コンビニで軍手を買った。

 安倍政権が普天間基地に代わる新基地を建設しようとしているのが名護市の辺野古だ。その辺野古にある米軍キャンプシュワブのゲート前を、車で通って10分ほど走ると墜落現場に着いた。

沖縄16 ①


 車を停める場所を探していると、前からTシャツを着た人が2人歩いてきた。Tシャツには「“菅(義偉官房長官)悪代官” ウチナー(沖縄の人々の意味)の未来は ウチナーが決める 基地負担軽減はウソ」「表現の自由」とあった。

 悪代官なんかに屈するか、という思いが伝わる。意気盛んだ。様子を聞くと、すでに回収作業は終わったという。公民館の広場に回収した残骸の山が箱に入れて置いてあるという。

 広場に行くと、地元新聞社の記者がインタビューをしているところだった。海岸から見ると、墜落現場にはもう何もないように見えるが、海中には尖った金属片などがたくさん残されたままになっているという。

沖縄16 ん

沖縄16 ③




 回収された中には、小さな金属片や切断された配線、パイプ、グラスファイバーの小片などがあった。地元の人たちは、これら回収物を米軍に引き取ってもらうといっていた。

 この状態を見れば、安倍政権がいうような不時着なんかではなく、墜落だった事は明らかだ。墜落した現場にも行ってみた。海岸線に沿って岩場を歩く。現場は浅瀬で、ごつごつした大きな岩がたくさんあった。

 現場には、もう何もなかった。米軍が回収したのだ。海上保安庁が捜査の申し入れをしたにもかかわらず、米軍は何も回答しないままに回収作業を一方的に行った。日米安保条約に基づく屈辱的な地位協定で、アメリカ軍の同意が必要だからだ。

沖縄16 ④
(オスプレイの墜落現場)

 日本の領土で、事故原因を究明できないのだ。地元の人々の話では、海の中には、まだまだ多数の残骸があるそうだ。ダイバーによる回収作業も必要だと言っていた。

 現場から正面を見ると辺野古のキャンプシュワブの建物や鉄塔が見える。目と鼻の先だ。新基地の建設現場でもある。海岸線に沿って集落がある。墜落現場からは1kmもない、本当に危ないところだったことがわかった。
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沖縄 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/12/30 13:21
コメント
No title
核防護服で作業とか言ってたのに随分と軽装ですね。
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-2365.html

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