◎手玉に取られ 1mmも進まず

 安倍首相とプーチン大統領との12月16~17日の首脳会談。鳴り物入りで、しかも安倍首相の選挙区の山口県長門市と首相官邸で開かれましたが、プーチン大統領は山口へ3時間ほども遅れた上に、領土問題は1mmも進みませんでした。

 ローマ法王との会談に50分、ドイツのメルケル首相との会談に4時間、それぞれ遅れるなど遅刻常習犯のプーチン大統領。経済協力だけは求められ、完全に手玉に取られた感のある安倍首相。

 自民党の二階敏博幹事長さえ、「国民の大半はがっかりしていると、われわれも心に刻む必要がある」と語ったほどです。

安倍 プーチン会談


 アメリカの雑誌「フォーブス」は15日、2016年の「世界で最も影響力のある人物」のランキングを発表。プーチン大統領を4年連続で1位としました。

 安倍首相は37位で、トヨタ自動車の豊田章男社長の29位よりも下です。「地球儀を俯瞰する外交」といって世界カ国をめぐっていますが、アメリカべったりで独自の外交がなく、影響力が極めて低いことを示しています。

 プーチン大統領との領土交渉で何も進まなかったことについて、日本共産党の志位和夫委員長は「談話」で次のように指摘しています。

……
 日露領土問題の行き詰まりを打開するためには、日本が、国際的に通用する確かな交渉の立場と論建てを確立する必要がある。

 日露領土問題の根本は、「領土不拡大」という第2次世界大戦の戦後処理の大原則を踏みにじって、米英ソ3国がヤルタ協定で「千島列島の引き渡し」を取り決め、それに拘束されて サンフランシスコ条約で日本政府が「千島列島の放棄」を宣言したことにある。

 この不公正に正面からメスを入れ、千島列島の全面返還を内容とする平和条約締結をめざすべきである。北海道の一部である歯舞、色丹は、中間的な友好条約によって速やかな返還を求めるべきである。

 日本政府に、この基本的立場のないことこそ、戦後70年余、日露領土問題が一歩も前進しない原因がある。これまでの日露領土交渉の抜本的転換を強く求める。
……
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その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/12/17 11:00
コメント
No title
対中事項について、密約があったのかも。二階発言は、密約を疑われないようにするアドバルーン。アメチャンも、了解すみでしょう。安倍ちゃん、したたか。

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