◎JCMが17春闘要求、ベア3000円以上

 トヨタ自動車労組が上部団体の自動車総連を通じて加盟する金属労協(JCM、議長=相原康伸自動車総連会長=トヨタ労組)は12月2日、協議委員会を開き、17春闘の要求を「ベア(賃上げ)3000円以上」とすることを決めました。

 JCMは、トヨタや日立、新日鉄住金など金属関係の大手労組、中小労組でつくる協議会で、日本の春闘相場をつくってきました。ベア3000円以上と決めたことで、2月に春闘要求を正式に決めるトヨタ労組も、その方向になることが確実になりました。

 JCMの賃上げ要求は、4年連続になります。トヨタ労組は、この3年間で次のような要求をかかげ、回答を引き出してきました。

       要求     回答
 14春闘 4000円  2700円
 15春闘 6000円  4000円
 16春闘 3000円  1500円

16春闘回答 JCMボード
(トヨタの16春闘の賃上げ回答は、ベア1500円に定昇をふくめて8800円でした。写真は、JCMのホワイトボード)


 トヨタはこの3年間、2兆円~3兆円に迫る営業利益をあげており、回答は当然です。トヨタは11月に発表した2017年3月期の第2四半期決算で、3月期の見通しについて、営業利益は1兆7000億円としています。

 前期の2兆8539億円より1兆円以上減るとしています。その最大の要因は円高ですが、決算時は1ドル103円の見通しでした。足元の円相場は、急速に円安がすすんでおり113円ほどになっています。

 円安の流れが続けば、営業利益は大幅に上方修正になる可能性があります。円高で利益が大幅減になると煽る理由はなくなるでしょう。

 実際、トヨタの内部留保の大きな部分を占める利益剰余金は、16年3月期の16兆7942億円から、第2四半期決算時の16年9月には、17兆4013億円にもなっています。わずか6カ月で6071億円も増やしています。

 内部留保たっぷり。さぁ、4年連続で要求し、大幅なベアを勝ち取りましょう!
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17春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/12/06 08:55
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