◎アイシン、エイ・ダブリュ、トヨタ紡織…正社員登用

 期間従業員(期間社員)の正社員登用制度あり―無料求人誌「TOWN WORK」(11月14~20日号)は、トヨタグループの期間従業員募集広告で、正社員登用化を大きく掲載しています。

 アイシン精機は「02~15年度実績累計1500名以上」、アイシン・エイ・ダブリュは「2015年度の登用実績679人」、トヨタ紡織は「登用制度あり」…。

 トヨタ自動車は、同誌から募集広告が消えていますが、今年5月の広告では、「16年度社員登用計画500人」と銘打っていました。

アイシン 期間従業員募集
(無料求人誌「TOWN WORK」のトヨタグループの期間従業員募集広告)

 トヨタ自動車東日本は、別の広告で「15年度実績100名」と明示しています。トヨタグループ全体でどれほど登用するのかと思っていたら、日経新聞(11月24日付)が、16年度は1000人超になるとの記事を掲載しています。

 それによると、トヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ヶ崎町)では、正社員に登用した100人の入社式を23日に開いたといいます。同社の13~14年度の正社員登用は合計で13人でしたが、15年度は99人、16年度は101人へと一気に増やすとしています。

 トヨタ自動車が500人、アイシン・エイ・ダブリュが昨年度並みに増やし、アイシンやトヨタ紡織などが登用すれば1000人を超えるのは間違いないでしょう。

 背景には、生産年齢人口が、この20数年で約1000万人減っていること、東日本大震災の復興事業、東京オリンピックに伴う建設ラッシュなどで人手不足になっていることがあり、北海道や東北から愛知県にまで働きに行く必要がなくなっているからです。

 “正社員争奪戦”ともいわれるほどです。これまでのトヨタのように、「必要な時に、必要な期間だけ、必要な人数を」を全国から集め、必要でなくなるとポイ捨てするという“人間かんばん方式”が破たんしたことを示すものです。

 非正規雇用が4割も占めるという日本社会の異常な雇用形態を改め、「正社員が当たり前」になるよう、希望する期間従業員を正社員化することが、まっとうな社会をつくる道です。

 トヨタ自動車は17兆円を超えるばく大な内部留保をたくわえており、正社員化は簡単にできるはずです。そうした声を大きくしようではありませんか。
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期間従業員 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/11/25 08:08
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