◎安倍首相とメルケル首相の違い

 安倍首相は、アメリカのトランプ次期大統領に11月17日に会談するといわれています。そのために河井克行首相補佐官を先に訪米させ、トランプ氏の関係者に会い、地ならしをしています。

 世界の首脳のなかで真っ先に会談して、“友人関係”を築こうというのです。トランプ氏の大統領就任は来年の1月20日。そこまでやるのか、と思っていたらドイツのメルケル首相は、トランプ氏との対決姿勢を鮮明にしている、という元NHK記者でドイツに24年住んでいるジャーナリストの熊谷徹氏の「ヨーロッパ通信」を読んで驚きました。

 日経ビジネスオンライン(11月14日付)に掲載しています。それによると、熊谷氏はメルケル首相がトランプ氏に送った祝辞には次のような“毒矢”がふくまれていたといいます。

 「ドイツにとって、EU以外の国の中で、米国ほど共通の価値によって緊密に結ばれている国はありません。その共通の価値とは、民主主義、自由、権利の尊重、全ての個人の尊厳を重んじることです。人権と尊厳は、出身地、肌の色、宗教、性別、性的な嗜好、政治思想を問うことなく守られなくてはなりません」

 熊谷氏は、「トランプ次期大統領が選挙運動の期間中に、女性、メキシコ人、イスラム教徒、同性愛者を蔑むかのような発言を繰り返してきたことに対する、暗黙の批判である」と指摘します。

始動するトランプ氏
(大統領に向けて始動するトランプ氏=テレビから)

 そしてメルケル首相は、「トランプ氏がこれらの価値を我々と共有するならば、私はトランプ氏とともに働く準備があります」とのべているというのです。

 熊谷氏は、安倍首相は「トランプ氏と無条件で協力すると宣言している」と指摘します。メルケル首相の冷静な対応に比べ、やみくもにトランプ氏と会うことばかり考えている安倍首相との違いが鮮明です。

 メルケル首相は、福島第一原発事故を知って、2022年までに原発から撤退する政治決断をしました。安倍首相は、原発再稼働をすすめています。同じ資本主義国の首相でも、これほどの違いがあるのです。
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その他 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/11/16 20:06
コメント
No title
政府関係者は「安倍首相は去年の段階で、外務省幹部に『トランプ氏とパイプを持つように』と指示していた。しかし、外務省は『トランプ氏は泡沫候補。勝つのはヒラリー氏』と報告を続けた。安倍首相はトランプ氏が新大統領に決まると、外務省幹部を『一体、何をやってきたんだ!』と珍しく怒鳴りつけた」と打ち明けた。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/615882/


共産党「外務省が動かなかった分、政府が動いてる事は黙っとこ」
No title
多岐に渡ってドイツラヴなようですね。

そこまでドイツを愛するなら、既に退職され子どもたちも、成人されていらっしゃるでしょうから
ドイツに移民したらどうですか?

私も将来は、移民を真剣に検討中ですから。

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