◎トヨタ 円高で大幅利益減 4~9月期決算

 トヨタ自動車は11月8日、2016年の4~9月期(6カ月)の連結決算を発表しました。営業利益は、1兆1168億円で前年同期比29・5%減になりました。円高(ドルやユーロなどの為替変動で5650億円の減益)によるものです。

 6カ月決算が減益になったのは、東日本大震災の影響を受けた11年以来5年ぶりです。販売台数は、506万7000台で、前年同期より8万8000台増えましたが、円高が利益を押し下げました。

20 トヨタ 4~9月 2017年3月期
(トヨタの決算発表プレゼンテーションから)

 営業利益の3月期見通しは、これまでより1000億円増やし1兆7000億円としました。前期の2兆8539億円より1兆円以上減るものの、それでも日本の大企業でダントツの利益をあげることには変わりありません。

 トヨタの大幅減益は、春闘に影響を与えるという見方も出ています。内部留保の大きな部分を占める利益剰余金は、16年3月期の16兆7942億円から、わずか6カ月で6071億円増やし、17兆4013億円にもなっており、当たらないでしょう。

20 トヨタ 17年3月期 利益増減要因
(トヨタの決算発表プレゼンテーションから)

 表の17年3月期の営業利益増減要因を見ると、為替変動の影響が圧倒的なことがわかります。円安、株高を演じた“アベノミクス”で、トヨタなど輸出大企業がこの数年、大きな利益を手にしました。GDPの6割を占める個人消費を増やす上で賃上げは不可欠でしよう。

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決算・経営計画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/11/09 08:53
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