◎どこまでアメリカいいなりなのか

 あきれて物が言えないほどです。どこまでアメリカいいなりなのか! 国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障問題)が、核兵器禁止条約について交渉する国連の会議を来年に招集するとした決議案に、唯一の戦争被爆国の日本が反対したからです。

 10月27日のことです。これまで少なくとも棄権していましたが、今回は米国など核保有国と歩調を合わせて反対に回ったからです。オバマ大統領をヒロシマに呼び、核廃絶を表明した安倍晋三首相の言動は何だったのでしょうか。

 決議案は、賛成123カ国、反対38カ国、棄権16カ国で、圧倒的な賛成多数で採択されました。核保有国5カ国(米英仏中ロ)のうち、中国は棄権し、他の4カ国は反対しました。韓国、北大西洋条約機構(NATO)諸国などは反対や棄権に回りました。

 “核抑止論”の立場から、段階的削減に立つアメリカの圧力があったといわれ、日本は棄権から反対に回ったのです。日本の被爆者はもちろん、世界の国々から日本を批判する声があがっています。

 決議は、「核兵器を禁止し、完全廃絶につながるような法的拘束力のある措置」について交渉するとしています。ヒロシマ、ナガサキへの原爆投下から71年。“法的拘束力”を持つという核兵器禁止へ向けて、大きな、大きな一歩となるものです。

 年内に国連総会の本会議でも賛成多数で採択される見込みです。会議は、来年3月27日から31日、6月15日から7月7日の2会期、ニューヨークで開くと明記しています。

 国際機関や非政府組織(NGO)など市民社会も参加するとしています。日本が反対したことについて佐野利男軍縮大使は、「実効的な核軍縮は核保有国と非保有国の協力の下で進める必要がある」などと言い訳しました。

東アジア地図


 ちょうどこのころ、フィリピンのドゥテルテ大統領が初めて来日し、安倍首相らと会談しました。ドゥテルテ氏は、過激な言動でひんしゅくを買っていますが、一方ではまともなことを率直に語っています。

 「軍事的にも経済的にもアメリカと決別する」「2年以内に外国軍に出ていってもらいたい」「(フィリッピンは)植民地ではない」などとアメリカにはっきりと語っています。

 安倍首相との会談でも、「犬のように(米国に)パンを遠くに投げられる。問題があるたびに『援助を止める』と言われる」(朝日新聞、10月28日付)と語ったといいます。

 アメリカいいなりの日本とアメリカに物を申すフィリッピン大統領。東アジアの独立国で、これほどの違いがあるのです。
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戦争と平和 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/11/01 09:03
コメント
No title
共産党「核実験やミサイル実験をバンバンやってる北朝鮮が賛成している時点で無意味な状態なのは黙っとこ」
No title
http://toyokeizai.net/articles/-/142489?display=b
[横浜市 27日 ロイター] - 来日中のフィリピンのドゥテルテ大統領は27日、記者団に対し、自衛隊との共同訓練には理解を示す一方、米軍との訓練は継続しない考えを改めて表明した。

ドゥテルテ大統領はこの日、神奈川県横浜市にある海上保安庁の基地を視察。その後に記者団の取材に応じ、「日本との共同訓練は一般的に言って問題ない」と語った。一方で、「米国とは問題だ」と指摘。「我が国の国防大臣に恥をかかせたくはないが、米軍との訓練は今回が最後だ」と、これまでの見解を繰り返した。

日本とフィリピンは海上自衛隊が昨年5月、フィリピン海軍と初めて2国間の共同訓練を実施した。その1カ月後にも海上で訓練を行うなど、軍事関係を強めつつある。



フィリピンは日本との軍事関係強化を打ち出しているようですね。
No title
ロッキード事件もアメリカによってでっちあげられた事件だから、田中角栄の冤罪を晴らそうという考えは、共産党にはないのでしょうか?

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