◎連合 17春闘要求「2%程度」

 労働組合の中央組織、連合は10月20日、中央執行委員会を開き、2017春闘方針を決めました。賃上げ(ベースアップ)は、16春闘と同じ「2%程度を基準」とする方針です。

 定期昇給相当分(定昇、賃金カーブ維持相当分)を含め4%程度とするとしています。春闘の基本として、これまで打ち出してきた「底上げ、底支え」「格差是正」を踏襲することにしています。

 円安、株高を煽ってきたアベノミクスの破たんで、大企業は17年3月期決算では円高によって大幅に減益になると主張しています。日本1のダントツの利益をあげたトヨタ自動車は、2兆8539億円の過去最高の営業利益から、一転して1兆2000億円余り減益になるとしています。

春闘 東京駅
(GDPの6割を占める個人消費を増やすには賃上げが必要です=東京駅)

 過去3年間、大企業労組を中心に賃上げはあったものの、16春闘の結果は利益トップのトヨタでベア1500円(賃金制度維持分の7300円を加えて8800円)に終わりました。

 連合のまとめでは、全体では定昇込みで5779円(2%)、300人未満の中小組合に限ると4340円(1・81%)にです。定昇は当たり前のもので、賃上げとはいえないものです。

 これほどの小幅な賃上げでは、GDPの6割を占める個人消費は伸びず、年金や医療、介護など安倍政権の社会保障の切り下げ・改悪による将来不安で、労働者・国民の財布のひもは固くなるばかりです。

 「底上げ、底支え」「格差是正」は当然ですが、トヨタなど大手労組が全体の賃上げ水準を引き上げる積極的な要求が必要です。トヨタ労組でいえば、4000円(14春闘)から6000円(15春闘)へと要求を引き上げたものの、16春闘では3000円に引き下げました。

 トヨタは過去最高の利益を上げるなかで、回答は前年の1500円に終わりました。こうした轍を踏まないためにも、17春闘では積極的な要求が必要でしょう。
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17春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/10/23 07:43
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