◎17春闘「大変厳しい」と鶴岡トヨタ労組委員長

トヨタ自動車労働組合(約6万8000人)は10月15日、豊田市で定期大会を開きました。毎日新聞は、共同通信の配信記事として次のように伝えています。

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 鶴岡光行委員長は2017年春闘に関連し、トヨタの17年3月期連結決算が円高進行で「大幅な減益が見込まれる大変厳しい状況だ」と指摘。経営悪化に伴い、賃金交渉が難しくなるとの見通しを示した。
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 トヨタの17年3月期の見通しは、8月の4~6月決算発表で、過去最高だった前期の営業利益の2兆8539億円より、1兆2000億円余り減益になり1兆6000億円なることを明らかにしています。

 円高が最も大きな要因ですが、原油安によるハイブリッド車の売れ行きがかんばしくないことなどもあります。しかし、それでも1兆6000億円という日本の大企業で突出した利益をあげる見通しです。

30 トヨタの営業利益と賃上げ要求、回答の推移 jpeg


 トヨタの春闘は、表のように2002年から13年までベアゼロか1000円程度の賃上げに抑えられてきました。14年からの3年間でこれを脱し、14春闘では4000円を要求して2700円、15春闘では6000円要求して4000円、16春闘では3000円要求して1500円の回答を獲得してきました。

 自動車総連の相原康伸会長(トヨタ労組出身)は、「賃上げのある労使交渉へのステージへ、確実に扉を開いた」(14春闘で)とのべていました。しかし、アベノミクスは破たんし、GDPの6割を占める個人消費は冷えたままです。

 安倍政権は、来年2月から月末金曜日をプレミアムフライデーと位置づけ、仕事を早く終わらせて買い物や外食をしてもらおうと消費喚起に躍起です。そんな小手先な方法ではなく、もっとも効果あるのは賃上げです。

 4年連続して、賃上げのあるステージへの扉を確実に開くことを、利益NO1のトヨタから実現しようではありませんか。
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17春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/10/18 10:19
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