◎“ブラック企業”・電通 過労自殺者2人目

 広告最大手の電通で、またもや過労自殺が起きました。東京大学を卒業後、入社1年足らずでの過労自殺です。新聞各紙の報道を読んで、やり切れさが残りました。

 過労自殺したのは、高橋まつりさん。昨年12月25日に寮から飛び降りて自殺しました。24歳でした。毎日新聞は、亡くなる2カ月余りの高橋さんのツイッターなどのSNSを表にしています。

高橋まつりさん 毎日新聞年表
(高橋まつりさんのSNSから=毎日新聞、10月8日付から)

 「(上司から)資料をボロくそに言われた。もう体も心もズタズタだ」「生きているために働いているのか、働くために生きているのか分からなくなってからが人生」「土日も出勤しなければならない…本気で死んでしまいたい」

 「毎日次の日が来るのが怖くてねられない」「失踪したくない?」「1日の睡眠時間2時間はレベルが高すぎる」「死ぬ前に送る遺書メールのCCに誰を入れるのがベストな布陣を考えていた」

 事実、亡くなる2カ月前の10月が130時間、11月が99時間も残業がありました。厚労省は、月80時間を過労死ラインとしています。

 いったい、これほど高橋さんを追い詰めた仕事とは何なのか? 高橋さんの母、幸美さん(53)は、「命より大切な仕事はありません」と語っているといいます。

 電通では、1999年に入社2年目の社員(当時24)が自殺しています。00年3月、最高裁は、企業に安全配慮義務があると認定しました。電通は、遺族と和解し、再発防止を約束しました。

 電通はCSR(企業の社会的責任)の「健康管理体制」で、「社員が心身ともに健康で過ごすことができるよう、予防対策から復帰まで、きめ細かい健康管理対応を心掛けています」としています。

 またもや信じられないような過労自殺が起きて、空々しく聞こえます。“ブラック企業”・電通といわれてもしかたがないでしょう。

電通 本社
(東京都港区汐留の電通本社)

 全国で過労死と認定されたのは、2015年度までの6年間で、113、121、123、133,121、96件と依然として100件前後で高止まりしています。過労自殺で認定されたのも、65、66、93、63、99、93件を数えます。

 トヨタ自動車では、これまでわかっているだけで5件の過労死認定があります。現在も、2人の過労死事件が裁判で争われています。

 1件は、トヨタ本社所属で、三好工場で働いていた労働者の過労自殺事件です。過重な設計の仕事と上司のパワハラで10年1月自殺。昨年7月に名古屋地裁に提訴しています。

 もう1件は、トヨタテクノクラフトの関連会社、テー・エス・シーで、プリウスの試作現場へ応援に行くなどして働いていた労働者の過労死です。今年3月、名古屋地裁が労災と認めず、高裁へ提訴しています。

 トヨタ労組が加わる労組の全国組織、連合は「残業代ゼロ」法案に反対し、「残業代ゼロより過労死ゼロ」と運動しています。トヨタ労組は、「“過労死ゼロ”宣言」をしています。

 過労死ゼロ、過労自殺ゼロへ力を合わせようではありませんか。
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過労死 | コメント(10) | トラックバック(0) | 2016/10/09 17:10
コメント
共産党の職員は残業代が出ない
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1921.html


 ナレーション
 「さすが共産党と名乗るだけありますが、一方で…」

 神崎デスクが鋭いツッコミ!
 「ちなみに、残業代とかはちゃんとつくんですか?」

 すると、女性職員は笑いながら、
 「あっ、それは残念。残業代っていうのはないんですけれども(笑)」
 ※笑ってる場合ではないと思うのだが…。
 「一般の党員や支持者と活動するとかっていうときに、残業代ということはしないですね(笑)」



共産党は党職員を労働者として認めていないので残業代を払わなくてもOK?
No title
政党の職員は、トヨタでの労使関係に見られるような、経営者(資本家)と労働者という関係ではありません。賃上げや時短などのためにストライキを構えるようなことにはなりません。綱領の実現のために自覚的に集まった人間集団です。一度、日本共産党の綱領を読んだらどうでしょう。もっと勉強してからコメントしてください。
No title
社民党全国連合解雇事件に代表されるように政党職員は「労働者である」という司法判断が出ていますが「共産党は身内すら労働者としての権利を認めていない」という事が良くわかりますね。

党の綱領は会社の経営方針や就業規則みたいなものであって労働三法や裁判所の司法判断より上にあるものではありません。
No title
「企業と政党をごっちゃにしていること、黙っとこ」(電通などが隠したい過労死の事実)
No title
企業の社員も政党の職員も同じ「労働者」というのが司法の判断。
政党の勝手な判断で労働者を労働者として認めないのは過労死を
認めない企業よりも悪質。

電通の影に隠れて自分の悪事を隠す共産党は電通以上の巨悪では?
No title
社民党への判断でしょう。日本共産党は、綱領、規約で自覚的意思で参加する人間集団としています。何がなんでもこじつけようというのですかね。
No title
「電通以上の巨悪」などといって、電通が隠したい事実=わずか1年足らずで女性社員を過労死に追い込む電通を擁護するコメント者さん。
No title
電通の擁護なんて何処にも出てないけど共産党は自分の所の職員を労働者と認めないのは何でなの?

自覚的意志とかいう表現も過労死したのは自分から残業したからって意見と同様の凶器を孕んで居ませんか?
共産党は職員が過労死してもこの手の言い訳をする気なの?社民党がは共産党と違うって論理は
電通とトヨタは違うっていう暴論と同じじゃないですか?
No title
トヨタという企業には、当たり前のことですが労使関係があります。それと政党をどうして同一視するのですか? あたたの意見は、日本共産党を企業と同一視し、電通を擁護していることになることがどうしてがわからないのですか? そんな意見は聞いたことがありません。
共産党の未来の姿
http://www.labornetjp.org/NewsItem/20050614m2

 整理解雇対象者らが労働組合を結成すると、又市幹事長は「政党職員には労基法、労働組合法は適用しない」などと、およそ労働組合出身者とは思えない言辞を弄して労働法に基づく組合結成も団体交渉も認めないという不当労働行為を連発しました。さらに、労働組合がこの件に関して公開質問状で正式見解を求めたところ、回答すら出しませんでした(この不当労働行為は現在、東京都労働委員会で係争中です)。正式な団体交渉をせずに問題を引き延ばし、解雇対象者を生活不安に陥れ、もっとも不利な条件で解雇対象者をあきらめさせるという、卑劣きわまりない手段を、社民党現執行部は選択しました。この暴挙を積極的に推進した又市幹事長をはじめとする一部の役員は、社民党の執行部はおろか、国会議員としての適格性も欠いていると指摘する人も少なくありません。また、「人権派」弁護士と言われているはずの福島みずほ党首は、整理解雇対象者との「話し合い」の場に一度も姿を見せていませんし、私たち整理解雇対象者の切なる面会要請にも応じてくれません。

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