◎菅、稲田、高市の3閣僚が白紙領収書

 10月8日付の朝日新聞の社説が怒りまくっています。「これが自民党の、また閣僚の常識なのか。6日の参院予算委員会での答弁に驚いた」「自ら手書きした領収書は、領収書の意味をなさない」。

 当然でしょう。日本共産党の小池晃書記局長・参院議員が10月6日の参院予算委員会で、菅義偉官房長官・稲田朋美防衛相・高市早苗総務相の3閣僚が受け取った白紙領収書にみずから金額などを手書きしていたことを追求したことに対し、開き直ったからです。

 政治資金規正法の所管大臣の高市総務相について社説は、「国会の場で白紙の領収書を認めるようでは、所管大臣としての資質が疑われる」と痛烈に批判しています。

15 民放 白紙領収書
(テレビ朝日系で報じた白紙領収書問題、10月7日)

 小池議員が追及すると、その日から新聞、テレビ、ネットで最大の話題になり、大きな紙面、長い時間を使って報道しました。「なんら問題ない」と開き直る閣僚に、開いた口がふさがらないからでしょう。

 小池議員が指摘したように、中小企業の社長さんらには、白紙領収書なんて絶対に通用しないし、富山市議会では政務調査費の不正請求をめぐって白紙の領収書を使っていたなどとして市議が相次いで辞職しており、絶対に許せない大問題です。

 社説では、こう指摘しています。「共産党を除き、要件を満たした各党が政党交付金を受けとっている以上、多くの政治家の政治資金には国民の税金が入っている。その使途の正当性が問われていることを自覚すべきだ」。

15 赤旗日曜版 菅義偉官房長官 白紙領収書
(菅義偉官房長官の白紙領収書問題をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版、10月9日号)

 小池議員が追及した菅義偉官房長官の白紙領収書問題は、「しんぶん赤旗」日曜版(10月9日付)がスクープしたものです。次に、小池質問を伝えた「しんぶん赤旗」(10月7日付)の要旨を紹介します。


 小池氏は、菅義偉官房長官、稲田朋美防衛相、高市早苗総務相が自民党議員らの政治資金パーティー券代を支払った際、白紙の領収書をもらい自分たちで金額などを書き込んでいたことを明らかにし、政治資金規正法の根幹を揺るがす重大問題だとして追及しました。

 3閣僚は、自らの事務所で金額を書き込んだことを認めたものの、「パーティー主催者の委託をうけており、問題ない」と開き直りました。

 小池氏は「赤旗」日曜版編集部が依頼した領収書の筆跡鑑定をもとに、菅氏の資金管理団体「横浜政経懇話会」の収支報告書に添付されたパーティー券購入の領収書に、金額欄の筆跡が同じものが2012年から14年の3年間で合計約270枚、約1875万円分あると告発。

 稲田氏については、同氏の資金管理団体「ともみ組」も3年間で約260枚、約520万円分の領収書が同じ筆跡だと述べました。政治資金の所管大臣である高市氏が代表の自民党支部も3年間で約340枚、約990万円分の領収書で同様の疑いがあります。

 政治資金規正法第11条は、「当該支出の目的、金額及び年月日を記載した領収書」の徴収を義務付けています。小池氏は、白紙で発行されたものは、規正法が義務付ける領収書にあたらないと指摘し「金額が正しいことをどう証明するのか」と追及しました。

 菅氏、稲田氏、高市氏はいずれも「(パーティー主催者が)金額を確認して記入していては、パーティーの開始が遅れる」などと説明。「パーティー主催者の委託をうけて金額を書き込んでいるからなんら問題ない」とし、自民党内で白紙領収書のやりとりが常態化していることについて開き直りました。

15 赤旗 小池 白紙領収書
(小池晃参院議員の質問を伝える「しんぶん赤旗」、10月7日付)

 小池氏は「委託があったら金額をあとで書いていいと言ったら、中小企業の社長さんはびっくりだ」「規正法の根幹が、がたがたになっている」と厳しく批判しました。

 菅氏の資金管理団体は14年に政治資金パーティーで2952万円を集め、そこから1369万円をパーティー券などの会費として支出しています。小池氏は「企業・団体にパーティー券を売って、そのお金で(同僚議員の)パーティー券を買う。そうして政治力を強めることをしてきた。パーティー券を含めて企業・団体献金を禁止すべきだ」と強調しました。
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安倍政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/10/08 09:12
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